「人生有限、今なに優先?」は、働き方改革の標語として北海道運輸局に掲げられている。人生には限りがあるから、今、何を優先するべきかという職員等への問いかけである。
今は言うまでもなく、「新型コロナウイルス」に対する予防、克服だろう。すなわち、「密閉空間、密集場所、密接場面」の三密を避けることである。
有言実行とは、口にしたことは何が何でも成し遂げることを意味する言葉で、目標などを口にすることで実行への導きとなる。
一方、有言実行の反対の言葉には、謙虚な人などの不言実行もある。ただ、有言不実行や嘘は、始末に負えないので止めた方が良いと思う。実行には、このように二つのタイプがあり、どちらを取るかは個人の考え次第だろう。
新型コロナウイルスの感染拡大に対する政府の対応に批判があるが、この事態になることを予想できた人は、いなかったのではあるまいか。
“高みの見物”ではないが、批判は誰にでもできるので、まずは自らが実行することが重要だと思う。人生有限、今なに優先である。
「十勝の活性化を考える会」会長
注) 高みの見物
(出典:小学館デジタル大辞泉)