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ときぶーの時間

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ぶれない奴!

2012-03-21 08:01:12 | 日記
NO-103
みなさん、福島から帰ってきました。強制避難区域の松村と会って話をしてきましたが、彼はやっぱりタフな男です。少しもぶれず目の前の動物の命を守ることに専念していた。

 殺処分を免れた牛に餌を与える今現在の松村直登です。ここに30頭その他の牛舎の数十頭の牛の面倒をたった一人で見ています。

町で囲った柵の牛の面倒も見て、殺処分に反対した人の牛の面倒を見てあげて、さらには残された犬や猫までたった一人で見ている。

今日の産経新聞の社会面に警戒区域の富岡町の畜産家と松村直登の事が書かれていますが、牛の世話のこれがどれだけ重労働か?をみなさんにも分かって頂けたら嬉しいです。

彼は殺処分に対してこう言った。「俺の目の前で、そんなことさせねえ!そいつら(県の者)に会ったら言いたい事がある」と。

それでも数日前に県のロゴの入った車を2台見かけたので、車を降りてその車に向かって歩いて行ったら、彼を見て逃げ出すように走り去って行ったらしい。彼は、「多分あいつらかも知れねえな?」と僕に話した。

富岡町には殺処分に反対していた畜主さんが他の町よりもたくさんいたから、隣町のような状況にはならなかったが、気を抜けない状況であるのに変わりはない。

彼のようにひたすら命の大切さを訴えていきたいと僕は思った。そんな彼に迷惑な愛護団体が来たと言う。

彼からブログで書いてくれと言われたので書くが、約束もしていないし助けてくれなんて頼んでもいないのに、勝手に押しかけて来て、彼や彼の子犬の写真を撮りブログに載せていいですか?って来る団体の人に言います。

富岡町の犬や猫は、UKCジャパンの細さんをはじめたくさんの愛護団体の皆様の協力と保護のおかげで、今は手を借りなくても守ることが出来るほど数が少なくなっています。

松村が言うように富岡のペットたちは彼が見ているので、本当に必要な大熊町や双葉町など他の町のペットたちを助けに行って下さい。

彼は忙しくてそれどころではないので、今後は応対出来ないからもう来ないでくれと言っていましたので本当に宜しくお願いいたします。

 パイプが届いて数日後の写真。これも少しづつ進んでいると言った。

環境省が16か17に犬用捕獲罠を仕掛けて行ったらしいが、彼が面倒を見ていた犬数匹が捕獲されたらしい。その中に6匹の子犬の母親がいて、乳をまだ必要としている残された子犬6匹を松村が保護した。

 彼の愛犬アキが自分の子供5匹と保護された6匹の子供に乳をあげているのだが、11匹に乳をあげるアキが少し大変なので、少し経ったらアキを休ませてあげたいと彼は言った。

さすがのアキも疲れちゃうよな?アキ、もう少しだけ頑張ってくれ!あと5日くらいであの子たちも乳離れするから。

新しい子供もアキに懐いているからアキのこの表情。僕にはアキが「大変だけど頑張るから」って言っているように見える。

 餌を食べる11匹の子供とアキ。

昨日の彼は、富岡町に残された牛が今250頭いると聞いてその牛たちの足取りを取るべく、餌をやりながら町を見回りに行き、「腹減った!」と電話が来たのが午後3時半だった。

毎日、ご飯を食べる時間がないほど追われている。たった一人の彼に「何とか頼む!」の電話が入るから、回るしかないのだ。

これから松村に用を頼む人は、彼に頼む前に強制避難区域に入って自分がやるという行動をとって欲しいと思った僕だった。

今日は長々と書いてしまいましたが、全国のみなさん、これからも強制避難区域の動物たちと松村直登の応援を宜しくお願いします。











コメント (10)
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