NO-100
小さな目標達成!やっと100話目に突入しました。これからも強制避難区域の富岡町や動物たちのことなど書いていきたいと思います。
がんばる福島のマスコット。アキの子供
強制避難区域の松村は、只今、牛の柵を作るのに懸命に働いている。このまま天気が良い日が続くといいなあと思いながら書いてます。
昨日は午後1時半頃に電話をくれて「税金どうした?申告終わったのか?やらない訳にいかねえべ?」と僕に聞いて来た。その申告の期限が今日だから、彼は役場の税務課に行ってから富岡に戻る予定だ。
3月11日前まで取材そのものに追われていたから今は少し落ち着き、何やら一変した感じがする。電気も水も寸断された町で一年間過ごして来た彼には、この一か月間は凄く忙しかったと思う。
夜はろうそくを灯し缶詰めで食を摂り、情報収集はラジオとケータイのみ。話し相手は犬やネコに牛やイノブタたちだけだから、あれだけの取材に追い回されて、充分に喋った彼には本当にお疲れ様と言いたい。
いたずら大好きの子犬たち。
上の写真の子犬たちは、勝手に家に入って来ては彼が愛用している靴とか長靴をおもちゃにして遊ぶので、松村が出かける時にいつも彼の靴が見当たらなくて困っているらしい。
靴ひもは子犬たちが噛んで遊ぶためボロボロになっているらしく、集めておいたゴミまで噛んでは引きずり出すから、掃除が大変でもう諦めたと言っていた。(笑い)
ペットボトルの空容器でも何でも彼らにとっては遊び道具らしくて、「これには参ったよ」と笑いながら話した。それでも強制避難区域でたった一人で生きる松村を癒してくれる子犬たちである。
松村の指を噛んだり舐めたりする子犬。
去年の今頃は、僕も避難所になった体育館で毛布にくるまって生活していた。配給のおにぎりをもらい、惨めな気持でいたなぁ~。もう思い出したくもないし、あのような体験は二度とごめんだ!
松村が昨日、変な事を言っていた。放し飼いにされた牛の数が見ないうちに減っているような気がするというのだ。
まさか人知れず殺処分されているのか?富岡町は殺処分をしていない唯一の町。富岡町でそんなことはないと思う。
それでもこれだけは言っておく。殺処分はやめてくれ!と。全国のみなさん、これからも富岡町に残された動物たちの保護にどうか力を貸して下さい!本当に宜しくお願いいたします。
小さな目標達成!やっと100話目に突入しました。これからも強制避難区域の富岡町や動物たちのことなど書いていきたいと思います。
がんばる福島のマスコット。アキの子供
強制避難区域の松村は、只今、牛の柵を作るのに懸命に働いている。このまま天気が良い日が続くといいなあと思いながら書いてます。
昨日は午後1時半頃に電話をくれて「税金どうした?申告終わったのか?やらない訳にいかねえべ?」と僕に聞いて来た。その申告の期限が今日だから、彼は役場の税務課に行ってから富岡に戻る予定だ。
3月11日前まで取材そのものに追われていたから今は少し落ち着き、何やら一変した感じがする。電気も水も寸断された町で一年間過ごして来た彼には、この一か月間は凄く忙しかったと思う。
夜はろうそくを灯し缶詰めで食を摂り、情報収集はラジオとケータイのみ。話し相手は犬やネコに牛やイノブタたちだけだから、あれだけの取材に追い回されて、充分に喋った彼には本当にお疲れ様と言いたい。
いたずら大好きの子犬たち。
上の写真の子犬たちは、勝手に家に入って来ては彼が愛用している靴とか長靴をおもちゃにして遊ぶので、松村が出かける時にいつも彼の靴が見当たらなくて困っているらしい。
靴ひもは子犬たちが噛んで遊ぶためボロボロになっているらしく、集めておいたゴミまで噛んでは引きずり出すから、掃除が大変でもう諦めたと言っていた。(笑い)
ペットボトルの空容器でも何でも彼らにとっては遊び道具らしくて、「これには参ったよ」と笑いながら話した。それでも強制避難区域でたった一人で生きる松村を癒してくれる子犬たちである。
松村の指を噛んだり舐めたりする子犬。
去年の今頃は、僕も避難所になった体育館で毛布にくるまって生活していた。配給のおにぎりをもらい、惨めな気持でいたなぁ~。もう思い出したくもないし、あのような体験は二度とごめんだ!
松村が昨日、変な事を言っていた。放し飼いにされた牛の数が見ないうちに減っているような気がするというのだ。
まさか人知れず殺処分されているのか?富岡町は殺処分をしていない唯一の町。富岡町でそんなことはないと思う。
それでもこれだけは言っておく。殺処分はやめてくれ!と。全国のみなさん、これからも富岡町に残された動物たちの保護にどうか力を貸して下さい!本当に宜しくお願いいたします。