旦那の七不思議③

　何時もなら、食事をし晩酌が入るとソファーで「コックリコックリ」と居眠りを始める旦那。
　此処最近は、何時も書類と睨めっこで何やら難しい顔・・・・・・・「ふぅ～ん」と時折溜め息。　私は笑いを噛み殺している。　私に何か言って欲しいのだ～～(⌒▽⌒)アハハ
　それでも私が何も言わないと　　
「ねえねえ、お母さん～」　
「はぁ～？」
「ねぇ～そいで予算は幾らなの？」
「予算？　そんなもん、出来るだけ安く！ですよ。」
「安いのなんて無いよ！」

　安いのが無いのじゃあ無くて「あなたの欲しいのが安くない」のでしょうが～

「ナビは要らない？」
「ナビはお父さんが要らなかったら要らないでしょう！」
「だってナビが有ったら、お母さんは映画も見られるよ。」

あなたの言う「サービス価格」のナビには「DVD」付いて無いじゃん～～

「ねえ～どうする？もう決めて良い？」
「焦らなくても、イベント企画とかで、装備付きサービス車が出る時もあるじゃん～」
「そんなの無いよ！」
「今の車も「決算価格」とかで安かったじゃない！」
「安く無いよ！」
「安かったよ！だから買ったんだもん。。。。」

　プーと脹れて子供のように黙り込む。　けん太相手に何やら愚痴を言い始める。　もう～ほんとに車の事になると人が変わったように目を輝かせる変な奴だ～～～

　その癖、今朝はもうケロッとして
「で、昨日の話で決めて良いんだよね～ナビももう少し高いのにすれば、DVD付いてるし。」
と言いながら、イソイソと出て行った。

　き、きのうの話ってどの話？　もっと高いナビって何ぃ～～～




六甲山の涼しげな風景で涼んで下さい。