Tokkoちゃんの気まま日記

感じたままに~ 心のままに~ 好き放題書いてます

白百合

2005-08-13 08:27:33 | ガーデニング
 私の花育ての道を付けてくれた人・・・・・・・・・彼女は、ご主人の都合で遠い遠いとこに引っ越して行った。
彼女のくれる土は黒くて、大きなミミズまで入ってる事が有った。

 私は或る時、彼女から何種類かのお花を貰った。 貰ったお花は、間も無く蕾を付け花を咲かせた。
 所が一つだけ全く花も咲かず、一帯何の花なのか解らない「葉」が有った。「まあ~来年は咲くさ~」と思っていたが、余り変化は無い。

「ねえ~もしかして私、雑草を大切に育ててるのかもしれない。 あなたのお庭の雑草が付いて来たんじゃあないかな?」
「うーん、どんな「葉」かしら?今度持ってきて見せてよ。」
と言われ、葉を4~5枚千切って持って行った。
「まあ!葉は一枚で良かったのよ! 可愛そうにこんな千切って。。。」
と叱られた。 とても印象深い言葉だった・・・・・
「あ~これは咲かない筈よ。 百合よ。種から私が育てたの。2~3年は掛かるわ。 後一年待ってやってね~」

 彼女の言葉通り百合は翌年開花した。 
「tokkoちゃんも増やしたかったら、一つだけは花を摘まないで置いておくと、種が飛んで増えるわ。」
 あれから10年近く、彼女の百合は毎年大きな花を咲かせてくれる。
種がとんでもない所に飛び、2~3年経つと、花咲かせる。
 去年は、近所の道端。 皆が不思議がった。 私は内心「あ!私の百合~」と思った。 その百合は何時の間にか、誰かが持って行ってしまった。

 今年は、3軒で使っている駐車場に咲いた。 その部分の草抜き担当のおうちが全く草を抜かないお陰で、無事に3年が経ち、花を咲かせたようだ。
 今回は敷地内と言う事も有って、撮影後お花を切って持ち帰り花瓶に挿した。
「可愛そう・・・」と言いながら、手の平の上で愛しそうに葉を撫でていた彼女。 元気でいますか~~♪


駐車場の百合


ベランダの百合