走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

はばたけ教師の卵、全国初!!

2009年01月07日 23時52分03秒 | その他
 今日、愛媛大学の教育学部3年生を対象にした「スウェーデン式いじめ予防のためのスキンシップ手法について」の講演がありました。
講師は、スウェーデン人のビョーン二神さん(松山市在住)
とても上手な日本語で、時にジョークを交えながら充実した1時間半でした。
 恐らく国内の大学でこのことを学んだのは愛媛大学が始めてでしょう。

 講演内容は、ビョーン二神さんの自己紹介から始まって、スウェーデンのデータ説明、更には本日のテーマについてのスウェーデン事情といったような説明へと展開し、最後は受講生に体験実習を二人一組のペアになってもらって体感してもらいました。

 今日の受講生は、将来、先生になる卵のみなさんです。
その人たちに、いつかぶつかる可能性のある「いじめ」について、できるだけ発生する確率を低くするための考え方や手法を学んでいただきたいという思いでありました。
このブログでも何回か紹介もさせていただきました。
それを読んでいただいていた白松先生からのオファーでした。
とても感謝、感謝であります。
 対処療法も大事なのですが、根治療的なことに取り組むことの大事さを知っていただき、行動することを学んで欲しいという思いもありました。
白松先生にはこのことを十分理解いただいていたようで、今日、それが実現しました。

 そして、体験実習では、最初ぎこちない動きをしていた受講生がそのよさがわかってきたようで、真剣な目つきに変わってきていました。
ビョーン二神さんの説明資料もよくできていて、わかりやすくするために映像ビデオを織り交ぜたり、体験実習ではスウェーデンの音楽をBGMに使うなど効果的でした。

 今回の目的は、相手の人格を尊重し、人を思いやる心の醸成でありました。
 その手法として、今回のようなやり方が一つあると。
ビョーン二神さんの言葉を借りるなら、「スキンシップ手法を行った手は、人を叩かない」
 名言だと思いました。


 本日の趣旨説明をされる白松准教授


 本日の主役(講師)、ビョーン二神さん


 体験実習の様子①


 体験実習の様子②