10月19日(月) 晴れ
近所の人からテープレコーダーを直して欲しいと頼まれた。
SONYカセットコーダー TCM-400
故障内容
1. 再生にしてテープ回らず。テープが中でグシャグシャになる。
2. 早送りできず。
巻き戻しはできる。他の故障はなさそうだ。
あとでネットで調べたのだが、このテープレコーダーは、一体いくらなのか?
メーカーのサイトを見ると、希望小売価格5000円+税となっている。
でもそんなに安い価格で売れるテープレコーダーではない。
楽天では
4万円以上で売っている。 う~ん、一体いくらなの?
それでは修理に取り掛かろう。
まず使われている電池の容量が無くて、回転しないこともあるので電圧チェック。
2個ともOK。
中をのぞく。
想像以上にほこりが・・・
ヘッド付近にも。
このほこりを巻き込んで、どこかで滑っている?
分解してみよう。
裏側のビス4本を外す。
が、この1か所がどうしても緩まず。
満身の力を込めて回したら・・・
折れたボスがネジにくっついてきた。ネジとボスの決着が強く、樹脂のボスが折れてくっついてきた。
このプリント基板をどけないとメカには触(さわ)れない。
ネジ1か所をはずす。電池端子のばねをはんだを取り去って外す。
コネクター1か所を外す。
電池ばねを取らないと取りだしにくいようなので、基板のはんだをはんだ吸取り網線ではんだを吸い取って外す。
2ヶ所。
少し浮き上がったので、コネクターを外す前に基板が抜けないか試みる。
音量ボリューム・マイク・イヤホン端子は基板についているので、ケースにはめてあるここから抜ければよい。
テープカウンターはデッキ側についているので、考えなくて良い。
引っ張っても抜けないので、強く引っ張るためにコネクターも外そう。
黒い粘着テープを外すと、フレキシブルコネクターはこのように固定されている。
良く見ると茶色の部品が、基板についているコネクターメス側にロックされるようになっている。
茶色の部品を外した。すぐ壊れてしまいそうに小さいので、そおっと外した。
上下の向きを覚えておく。
すぐに外れた。
かなり力を入れて引っ張ったが、プリント基板のマイク端子の部分が、ケースからはずれない。
この少し持ち上がった部分の隙間からほこりを吹き飛ばし、メカに触って見るか。
ここから見えるギヤの部分は、外れたりはしていなそうだ。
こちらをのぞく。ベルトがかかっている左の平たいのはモーターかな?
ベルトをはずしてアルコールで拭こう。
ベルトのゴムはまだ弾力も残っている。引っ張って戻りが遅くは無い。
プーリーの溝を清掃しよう。めん棒は溝に入らないので、楊枝(ようじ)の先にアルコールをつけてふく。
う~ん、どうしてもプリント基板がどけられず、触れるメカはここだけだ。
仕方がない、組み立てよう。
小さな部品を順番に取り付ける。まずはプリント基板を止めていたビスから。
コネクターがどこまで入るのが正しいのかわからない。
メスコネクターの上に乗せて様子を見る。うーん、この辺まで入ればいいのかな。
何しろ差した感触が無く、ゆるゆるなので。
この茶色の部品で固定する。上下の向きはこの向き。
固定した。目いっぱい差し込んでもこの程度。
思ったよりも浅いが、茶色の部品で上から押さえつけられる構造なのでいいだろう。
テープで押さえてあったようにテープを張る。
カバーをはめてテストしてみる。
だめだ、やっぱりテープがグシャグシャになった。
巻き取りシャフトを押さえながら、再生・巻き戻しをしてみる。
巻き戻しは回転するが、再生時の巻き取りシャフトは全然回らない。
そのためピンチローラーとキャプスタンだけが回り、巻き取りされないテープが中で広がってグシャグシャになるのだ。
『修理ができませんでした』と依頼主に返した。
ネットでこのテープレコーダーの事を調べていたら、4台も修理している人がいた。
イマジン・ハート メンタル研究所検索結果: TCM-400
その人の動画では、やはり同じところで外すのに苦労している。
でも、そうとう強く引っ張って外したようだ。
SONYポータブルレコーダーTCM 400を分解してみた
6分くらいから見ると外すところが見える。
いや、かんじんの部分はカメラの画角から外れて写っていないが(×ω×)
4台も修理している人が苦労しているのだから・・・
でも、『こわしてもいい』という確認をもらって、もう一度トライしてみようかなぁ・・・