10月10日(月) 晴れ
トンサンはピアノのグループレッスンに行っているが、そこの先生の生徒たちで開いたピアノコンサートがあった。
観客は仲間同士や家族だけの、コンサートと言うより成果発表会である。
第13回「初めてのピアノコンサート」 譜面をめくっているのが先生。
厚木市文化会館の小ホールで行われた。
小ホールと言っても一応本格的なホールなので、演奏者はみんな緊張するようだ。
「うまい人だなぁ」と思っても先生は「あの人は練習の時はもっと上手よ。」と。
38名の演奏者のうち男性は3名。みんなレベルが高い。
トンサン達も来年はここで演奏するのだという。
果たしてトンサンもその仲間に入れるのだろうか。
今日聞いてわかったのは
「ピアノは弾き方によって全然表情が違ってくる楽器だな」と感じたこと。
弾むようなメロディ、サラサラっと流れるようなメロディ・・・
みんな弾き方によって醸(かも)し出される音が違ってくる。
だから、もしピアノも選曲も同じであっても演奏者によって、全然違うものになるだろう。
最近「アラジンのランプ」という曲を練習するようになって、初めて黒鍵を弾いた。
この曲からトンサンは黒鍵と黒鍵の間に指を落として白鍵を弾く練習を始めた。
今までのように黒鍵の手前部分にある白鍵だけ弾いていると、手首を白鍵に対して平行にするので、手首の外側が痛くなってしまう。
確かに「黒鍵と黒鍵の間に指を落として白鍵を弾く」方が弾きやすい。
しかしここで致命的な問題に直面した。
トンサンの指は太く、黒鍵と黒鍵の間に指を落として白鍵を弾くと黒鍵も一緒に弾いてしまうのだった。
なんとか指を細くすることはできないか。
指の太さは気温や湿度で変わり、冬の方が弾きやすいだろうと思える。
鍵盤の幅の問題は我が家の電子ピアノについてのことだが、本物のピアノはもう少し広いのだろうか。
ポータブルキーボードになるともっと狭くて無理である。
と、ここまで書いて本当にポータブルキーボードの鍵盤の幅は狭いのか測ってみた。
ポータブルキーボードの黒鍵と黒鍵の間の寸法測定 15.4mm
電子ピアノの黒鍵と黒鍵の間の寸法測定 15.4mm
黒鍵と黒鍵の間
我が家の電子ピアノ 15.4mm
ポータブルキーボード 15.4mm
え、どちらも同じだった。ではポータブルキーボードの方が狭いと感じているのは何が違うのか?
白鍵の幅が違っていた。
白鍵の幅測定
白鍵の幅
我が家の電子ピアノ 約23mm
ポータブルキーボード 約22mm
これをポータブルキーボードの66鍵分で比較して見ると
66鍵分の幅
我が家の電子ピアノ 848mm
ポータブルキーボード 836mm
という結果だった。
それにしても調べてみると面白い。
トンサンのように黒鍵と黒鍵の間の幅で苦労している人はいない。
逆に白鍵の幅が広すぎて、片手で弾けるキーの範囲が狭いということで苦労している(手が小さくて)人が多い。
ちなみにカワイでは、数年前まで白鍵の幅の狭いピアノを受注生産していたらしい。
30分も弾くと手首が痛くなってくるのは、どこか無理をしているのだろう。
こんな状態でピアノが弾けるようになるのだろうか、不安である。