研究用の原子力施設がニュースで取り上げられた

　先日、商業用の原発の他に大学等の研究用の原子力施設が何か所かあることを知り、それらについてもマスコミは報道した方が良いと書きましたが、昨日の７時のNHKのニュースで取り上げられていました。あまりにタイミングが良すぎる。

　ニュースの内容としては、大学の研究用の原子炉も福島第一原発の事故による規制強化によって運転を停止していて、商業用の原発ほどの対策をしなければならないわけではないのですが、それなりに対策が必要ということで運転の再開ができない状態が続いている。そのため学生の研究にも支障が出ているとのことでした。

　取り上げられたのが京都大学の研究用の原子炉でした。運転していた当時は世界の各国から学生だと思いますが受け入れていたとのことです。今は動いていないので学生が韓国の原発に行ったりしているとのことでした。

　という現状が報告されたのですが、一般人の感覚から言いますと、原発について研究する学生というのがいるのだなあというのが驚きでした。今、日本の国内では新しい原発を建てようという雰囲気はないのですが、原発について学んで電力会社に就職しようと考えているのかな程度しか想像できません。

　もっと他に原発を使った原子力に関する研究項目があるのかもしれませんが、素人には想像すらつかないという事で。しかも京都大ですから超一流の研究なんだろうなと思うわけで、どんな研究をしているのか興味が湧きましたが、そこまではニュースでは報道していませんでした。

　しかし、商業用原発ほどの規模ではないとしても、核燃料を取り扱うわけですからきちっとした管理というか対策をとることは最低限必要だと思いますので、原子力規制委員会にもちゃんと見るべきところは見ておいてほしいと思いました。