この映画は効きました。
頭が、からっぽになるような気持ちの好い脱力感。
エンディングの「クレージー・ラブ」が流れるまで、ぼーっと過ごせました。
いまさら、この単館系の大ヒット映画を私が、とやかく語るのも何ですが、
どうにもならない焦燥感や理不尽なストレスに押しつぶされそうなときには、お薦め。
このひとときの幸せな気分は、まぎれもなく心と身体を楽にしてくれる。
それにしても、このキャスティングは和みますね。
小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ。
カリウスマキを彷彿とさせるフィンランドの出演俳優たちも、みんな素敵だ。
三谷幸喜夫人(えっと、離婚したんだっけ?)の小林聡美が、本当に可愛い(プリティ)
あの「転校生」の彼女(ヒロイン)が、そのまま大人に成長したような健やかさ。
この映画の彼女は、本当に綺麗だ。
以前に紹介した「トニー滝谷」の宮沢りえの透明感あふれる美しさにも通じる。
どちらも大人の寓話的な物語であるのも一緒か。
すてきな時間をありがとう。
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