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久しぶりに映画館に足を運んでも観たいと思った映画だった。
森達也監督が佐村河内守を撮ったドキュメンタリー映画「FAKE」
地方都市の松山では今日、7/9 公開となった。
メディアによって魔女裁判のように嗜虐的に叩かれ続ける事件が後を絶たない。
人の人格を貶めるくらい追い詰める必要があるのか?
あなたたちは、そんなに正義を振りかざすほど公明正大なのか?
飽きもせず、そんな公開リンチを見続けている人がいることも不思議だ。
数年前、東北大震災で疲弊した日本人の心情に寄り添うような交響曲にまつわる感動的な物語をNHKがテレビで放映した。
多くの日本人が、その物語に心動かされた。
でも、その被曝2世の全聾の作曲家には、ゴーストライターがいることが分かった。
それまで賛辞を送っていたメディアは、掌を返したように彼を叩き始めた。
桝添パッシングや小保方パッシングにも負けないくらいの壮絶な公開リンチだったと記憶している。
確かに、それが偽物だったにしても、私自身が、その音楽や物語に心動かされた事実は否定できない。
どうしても掌を返したような誹謗中傷の嵐に加担することが出来なかった。
裏切られたことよりも、偽物でも豊かな時間を過ごせたと錯覚させてくれたことに感謝したいという想いの方が強かった。
そんな私の中にあった消化し切れない感情の澱に、「答えはひとつではない」と指し示してくれたのが、この映画だった。
これは、必ず観に行かなければ。
監督は、あの「ドキュメンタリーは嘘をつく」の森達也だ。
一筋縄ではゆかない映画であることは予想していた(笑)
案の定、とんでもない映画だった。
次々と新事実が浮かび上がって来て、カタルシスを得たとエンドロールが流れ始めた後に、
「誰にもいわないでください」と映画のキャッチコピーにもなっている12分間が待っている。
場内が明るくなった後も、しばらく席を立つことが出来なかった。
今、一方的に正義を標榜している圧倒的多数の正論も、
少し見方を変えれば、別の答えがあることを忘れないでほしい。
絶対なんてものは、この世界には存在しない。
私たちは、そんな不完全な世界に生きているのだから。
しかし、森達也は性格が悪い(笑)
書評も高知・朝日ともに読んでいますが読みたいものばかりで読むに至りません。
野山に行きすぎるのだとわかっているのですが止められないのです。
映画館へは足を運びます。
ちょっと遠いですけど、どちらかに足を運んで観る価値のある映画です。
宣伝案内にもあるように、観終わった後、誰かに喋りたくなりますよ(笑)
御主人か気の合ったお友達と御一緒にどうぞ。
選択肢が多い多様な社会の方が住みやすいに決まっています。
「この道しかない」と偏狭な価値観を押し付けて反対意見を封殺する社会は息苦しいだけです。
日本人は同調圧力に染まりやすいですからね(汗)
昨日、期日前投票に行って来ました。
後は明日の審判を待つばかりですね。
さて、どういう結果になるか?
高知は映画ファン多いのになぜかな?
期日前投票してあります。
ほんの少し考えれば投票しにいくのですが少しも考えない人がいかに多いか?
それなのに単館系の映画に関しては?マークですか。
不思議ですね。
おそらくTUTAYAの棚には森達也作品は並ばないと思います。
BSも、こんなドキュメンタリー作品は難しいかも?
ここは頑張って、遠出ですね(笑)
あんなに山野草に関しては労力を惜しまない流れ星さんです。
公式サイトを御主人やお友達に見せて、引き摺り込んでしまいましょう。
さて、映画・・・仕組みはお金なんでしょうが、公開劇場を広げることが出来にくいようですね。X年後とか陽光桜などは見たい映画でした。しかし映画館はないし、言って帰る時間も無い。それで公開が過ぎてしまう・・・FAKEも同様です。この場を借りて伊東監督の「汚名」NHKドキュメント’16見ましたか?もし見ていなかったらお送りします。
参院選後のこの結果を受けてのタイミングですからね(汗)
色んな憶測を呼んでいますね。
唯、今云えることは平成天皇、皇后ほど国民の痛みに寄り添ってきた無私の存在を私は知りません。
天皇の公務の知られざる部分として、宮中で密かに行われる「祈り」があります。
皇族とは、そういう霊的な「祈り」の継承者だと考えておかないと。
これは明治政府が近代国家として体裁を整えるために捏造した国家神道という誇大妄想とは真逆の意味で。
鬼城さん一押しの「汚名」を観終わりました。
http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/109.html
しかし地方局の南海放送、頑張りますね。
伊東ディレクターの放射能汚染にかける執念には頭が下がります。
南海放送のキー局は日本テレビですからね。
日本の原子力産業の生みの親、正力松太郎の読売新聞傘下ですから。
このドキュメンタリーにもあったように、私たちはお上に対して異議を唱えることに非常に強い抵抗があるようです。
どんなに非道な仕打ちを受けても、声に出して異議を申し立てることで、
周囲から浮いてしまうことを一番恐れています。
この国民性がある限り、社会は変わらないでしょうね。
安倍内閣は憲法改正よりも「緊急事態条項」の成立を急いでいます。
これが成立すると、もう私たちは手も足も出ない。
http://lite-ra.com/2016/07/post-2413.html
「デモクラシーの緩慢な自殺」とは、云い得て妙ですね。
緊急事態条項についても警鐘を鳴らしています。
http://webronza.asahi.com/politics/articles/2016071400004.html
という全否定発言に、先ず内田樹が噛みつきました。
内田樹
✔ @levinassien 生前退位問題、
自民党は恐慌状態のようです。
改憲のスケジュールが狂ってしまうし、
何よりも陛下が生前退位を選ぶということ自体が自民党改憲草案が思い描く
「終身国家元首」としての天皇という統治装置の原理を否定するものだからです。
自民党は天皇制を「反対派を抑圧し、国民を黙らせることのできる
たいへん使い勝手のよい統治装置」だとしか考えていません。
ただの「装置」なので、陛下が彼らと違う政治的信念を抱くことは「あってはならない」のです。
これほど露骨に不敬な政権は近代史上はじめてでしょう。
再び、山へ入りたいのですがお天気待ちです。
鬼城さんのブログに掲載された御神楽の動画はいいですね。
お友達のうわつさんは、こういった地方で継承されてきた素朴な神事(祭祀)を記録されていますね。
それは写真が本来持っている記録性という原点に立ち返る作業です。
とても大事なことだと思います。
FAKEを愛媛新聞が取り上げていますか?
報道の中立性という嘘に易々と取り込まれてしまったメディアは、この映画を観て自覚してほしいですね(笑)
(映画の中でもメデイアの取材方法を、かなりブラックな笑いで表現しています)
スケープゴートとして誰かを血祭りに上げる公開リンチは、これからも頻繁に登場すると覚悟しておいた方が良さそうです。
どんどん社会が物言えぬ息苦しい方向へと加速していますからね。
そういう社会全体の閉塞感が、溜まった憤懣の捌け口としてスケープゴートを必要としています。
天皇陛下の生前退位の問題点を、宮台真司が炙り出しています。
確かに象徴天皇の聖性は、人としての人権をいっさい無視された存在なのですよね。
この余りにも重い生き方を私たちは斟酌しなければ。
http://blogos.com/article/183753/