7/1の今朝~アラン・アーキン死去のニュースが伝えられました~
89歳だそうだ~この名前にピンと来ない人が多いと思う~
演劇出身の地味な俳優さんだったと思う~
でも私には、アラン・アーキンと云うと、
「愛すれど心は寂しく」(心は孤独な狩人)しか思い浮かばなない~♪♪♪
1969年公開の映画だから、半世紀前の映画~
まだ私が10代の多感な思春期の頃に観た映画だったのだろう~??
それがロードショー公開当時なのか、それとも学生時代の名画座のスクリーンだったか?
記憶が定かでない~でも映画館のスクリーンで観たことは間違いない~
聾啞者の主人公の青年をアラン・アーキンが演じていた~(アカデミー賞ノミネート)
原作者はカーソン・マッカラーが23歳で発表した最初の小説「心は孤独な狩人」を映画化。
原作は発表当時の1930から40年代だが映画は当時の現代(1960年代)の設定だ。
村上春樹が翻訳して新潮社から出版されているので、
村上春樹の翻訳本経由で映画を観たのかもしれない~??
主人公に寄り添う少女を、この映画がデヴュー作となるソンドラ・ロックが演じ涙を誘った~
映画レビュー
これほど人の優しさというものを伝えた映画は多くはありません~♪♪♪
主人公の名前はシンガーです。
彼は耳が聞こえません。それゆえか?、
人の痛みがわかり・・・
誰に対しても、あまりにも優しさで接して・・
ラスト。とても印象的な主人公の墓地での会話で終わっていました。
「私たちはみんな、自分の悩みを彼のところに持って行ったが、
彼の苦しみを誰も分かってあげていなかった」
「彼は私が必要とした時、いつも側にいてくれたのに、
彼が必要とした時、私は彼を拒絶してしまった」
一人残ったミック(ソンドラ・ロック)
「信じられないだろうけど、あなたを愛していた」と墓に語りかけるのだった。
それぞれ悩みを抱えた登場人物たちは、物言わぬ主人公シンガーをかっこうの聞き役として、結果的に意志を一方通行させていく。
悩みを聞かされる側にばかり立たされる主人公が
次第に孤独を募らせていく様が、切実なタッチで描かれている~
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