
日曜日は遠出の予定。
15℃を越える陽気に、気分もうきうき…
のはずが…寝坊してしまった。
諦めて、燦々と降りそそぐ陽射しに、お布団を干して。
(ETV「猫のしっぽ、カエルの手」で放送された布団職人さんのお話を思い出します)
ゆっくり朝食をとってから出発。
やっぱり、自転車を漕いでいると汗ばむ陽気。
川を渡って、どんどん郊外へ。
小学校の先で左折して、菜の花の黄色に埋まる小川沿いを丘陵地帯へ。
連翹の黄色や寒桜の薄桃色や白木蓮の蕾も膨らみ、
蜜柑畑は一面の春の花園。
オオイヌノフグリにホトケノザにノミノフスマ。
日溜まりに花開く花弁の先端には天道虫。
さらに畦道を進むと溜池に出る。
池畔も一面の菜の花。
きらきら水面に躍る光。
光の輪の中に揺れる菜の花。
そして蜜蜂が、光の輪舞の中で飛び交っていました。
私は春の野辺が好きです。
一斉に花開く、三月から四月にかけての里山の風景には、目を見張ります。
百花繚乱とは、まさにこれ。
毎週ごとに田圃の畔は、ガーデニングの名庭もアルプスの花園にも、
負けないくらい花々が咲き競います。
いつも云っていることですが、
私たちは、誰かに与えられた情報やブランド・イメージばかりに安心感を抱き傾きます。
松山くらいの田舎街だと、ちょっと郊外に足を延ばせば、
そこいらじゅうに、美しい野辺の風景は広がっています。
要は、それに目を向けるか否か?です。
今森光彦じゃないけれど、春の野辺の美しさを再発見。
今年は、たっぷりお見せします。
確かに「こんな写真を撮りたい」「こんな花を見たい」
最初は皆同じ、でもそこからが大きく違ってきます
ノミノフスマお見事!生まれたての天使の羽根といったところでしょうか、ああ上手いなあと感心しきり
ほんと今森光彦じゃないけれど猫になって世の中見ましょうか(笑)
見慣れているので、皆さんには、ほとんど顧みられません。
でも彼らは、命を繋ぐために、虫たちを引き寄せるために美しく咲き競っているのです。
田圃の畔や野原は、植物たちにとって厳しい過当競争の世界でしょうね。
外来植物も含めて、そこに居場所を見つけた花々は、美しいと思っています。
それを教えてくれたのは、以前にも書きましたが、
植物写真家のいがりまさしでした。
彼の第一、第二写真集には、雑草と呼ばれる花々が輝くような美しさで収まっています。
しばらく写真に対するモチベーションが維持できなくて、
もうブログを閉鎖しようか、と思っていました。
misaさんから送れてきた花写真がきっかけですね。
あれから、少しづつ調子を取り戻しつつあります。
まずは原点に戻ると云うか、
身近の見慣れた風景から、ですね。
それがストレスになったり、陽気になったり・・・
それは人間だからでしょう。
と、最近では達観し始めました。(汗)
写真を見る限り、自然の中での描写などすばらしい。
一度リセットしたものから、再挑戦、飛躍をしてください。
ランスケワールドを期待する一人としての独り言。
少しづつ写真を撮ることの面白さを、もう一度手探りのように感じ始めています。
治まらない手の痺れは、経年劣化と諦めて付き合って行くしかなさそうです。
以前にも書いた飛蚊症も治まったわけではありませんが、
日常生活に支障を感じないくらい馴染んでしまいました(苦笑)
これが年を取るということなのでしょうね。
そう云えばCMで、「年を取ると食べた分、なかなか燃焼しなくなる」と云っていました。
運動しないと太るのも納得です。
先日、風呂上りに体重計に乗ると63kgでした。
やばいレッドゾーンを越えています(汗)