不登校と青年期の親の会ほっとそっとmama

2月23日(日)学校に行きづらい子どもの親のおしゃべり会。14:00~16:30金生公民館。経験者の方もぜひ。

国際交流NGO「ピースボート」

2010-05-05 00:45:12 | 不登校
5/2付 朝日新聞に掲載されていた、
「不登校だった君 大海原へ出よう」
記事を紹介します。
(ホームシューレでも話題になっていたので)


世界1周クルーズを手がける国際交流NGO
「ピースボート」が、不登校や引きこもりを経験した
若者を対象にした「グローバルスクール」を
8月出航のクルーズで企画している、というものです。

航海中に参加者と語り合ったり、
世界の寄港地で地元の人々と交流したりして
心を解きほぐしてもらおうという
「海の上のフリースクール」。

発案されたスタッフの恩田さんという方は、
ホームシューレのOGで、夏の全国大会でも
お話をされたり、不登校新聞でもインタビューされていたそうです。
(以下、新聞掲載記事より抜粋します)


恩田さんは、
「学校に適応できなかったし、
空気を読めという同級生の圧力も苦しかった」

「小2の頃から学校を休みがちになり、
中2から3年の間は、部屋に引きこもった。
なぜ人とうまくつきあえないかと
自分を責め・・・」

その後、「視野を広げたい」と
19歳で飛び込んだのがピースボートだった。
参加者は年齢も職業もバラバラ。
積極的に友達を作る人、
少し距離をとってゆっくり取り組む人・・・

恩田さんは、
「それまでは学校という狭い空間しか知らなかったけど、
人間にいろんなスタイルがあるのは当たり前だと気付けた。」
世界でいろんな人に会い、さらにその思いは強くなった。

「人と違ってもいいと思えたら、自分に自信がついた。
それから自然に人と話せるようになった。」
クルーズ後、ピースボートのスタッフになったそうです。

グローバルスクールは、
一般の人が参加する通常のクルーズに同乗するかたちで行う。
専門家によるコミュニケーションのトレーニングをしたり、
寄港地で現地のこどもたちと交流したりする。

期間は、8月2日~10月20日まで。
申込は7月上旬まで。
参加費用は、クルーズ費用99万円と
プログラム受講料4万円など。
ボランティアスタッフとして乗船日前に
作業を手伝うと、作業量に応じて
最大全額の割引がある。

対象は、15歳~34歳

詳細は、ピースボートのホームページ
http://www.pbcruise.jp/





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みんな違っていいよ

2010-04-15 09:13:16 | 不登校
4/14付 朝日新聞に掲載されていた記事
「みんな違っていいよ」~ドラえもんの縁 子育てに悩む投稿に反響~
を読みました。

小4の息子さんの付き添い登校を始めたという
子育てに悩む投稿主のお母さんへの共感、励ましの反響が
寄せられ、親はどう向き合ったらいいのだろう、という
記事です。(以下、新聞記事より抜粋)

宇都宮市の母親(43)は、
「我が家の次男も昨春から不適応で、昨年10月から学校に行ってません。」
家庭でも荒れて親子のコミュニケーションもとれなくなったため、
親と学校の判断で登校をやめた。
フリースクールに行かせようとしたが、
行きたがらず、途方に暮れていた。
「共通する問題を抱える親として、ぜひお話したい。」とつづった。

「学校の言うことが正しいとは限りません。学校の言っていることより、
あなたの目の前にいる息子さんの姿、言葉を大切にしてあげて」
と、寄せたのは、東京都内の30代の主婦。

息子が低学年のときに、担任の教諭から子どもを否定するような
一方的な「ダメ出し」が続き、混乱した。
悩んだり、子どもにきつくあたったりした。
だが、担任は、他の複数の男の子にも同じような対応をして
悩んでいる母親がいることを知った。
進級して新しい担任の先生が開口一番、
いろいろなことを頑張っていますよ。
お子さんは何の問題もないですよ。」と言われ、
ホッとしたという。

主婦は、「担任との相性の問題も大きいのでは」と指摘しつつ、
「(このひとときは)まだまだ悩むことの多い私に、
私だけじゃないんだ、と力づけてくれました。」


埼玉県所沢市の女性。
プラモデルにこだわる息子が「色を塗る」という行為から卒業できるよう、
家中の家具を塗らせてみたが、こだわりは消えなかった。
教育関係の知人に相談したところ、
「心配することはない。本をよく読んでいるので、これから伸びます。」
と言われた。息子は大学に進学し、結婚。こだわる性格が似ている孫も
不登校になったが、演劇活動などをして、生き生きしているという。

「人はみな同じように成長するものではない。
その子、その子に伸びる時期があるのだと思います。」

(中略)

定時制高校元教諭で、現在「学校に行かない子と親の会」
世話人代表をされている方のコメント。

(中略)親は、自分の育て方が悪いのかも、と抱え込んでしまいがち。
知人に話しづらいなら、孤立せずに僕らの会のような場所で
気持ちを吐きだしてほしい。子どもは親の暗い顔に反応します。
だから家でずっと向き合うより、親も仕事だって続けたほうが
いいのです。
荒れるというのは、のっぴきならない事情と向き合う
子どもの成長仕方の一部です。
気持ちを楽に持ってください。


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昨日の報道番組

2010-04-04 17:01:56 | 不登校
 先日、高校無償化について、東京シューレの奥地さんと王子シューレの子ども達がTBS「報道特集」の取材を受け、その番組が昨日TBS系(愛媛は、あいテレビ)で放映されました。

 「公立高校が無償化され、一方のフリースクールは無償にならないのか?」
 「不登校の子どもたちをどう考えるのか?」

特集の出だしは、まず、不況に伴う公立高校人気を背景に、
無償化によって、定時制高校を志願する生徒が倍増。
例年にない倍率で
、志願者が定員を大きく上回り、
そのため多くのこどもたちが行き場をなくしている、という。

4/2付朝日新聞にも、「定時制の狭き門」として掲載されていました。

それだけでなく、奥地さんの取材のなかで、
97%のこどもたちが高校に行き、授業料無償化の対象になり、
残り少数派である3%のこどもたちには恩恵はないのか、

「フリースクールで同じように学びをしている」という
こどもたちをどう考えるのか…。
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復学・就学支援事業

2010-03-06 00:42:00 | 不登校
2月24日付の愛媛新聞に掲載されていた記事を読みました。

「東京・足立区で復学・就学支援事業」
~高校中退者ら「学び直し」~

中卒後に進路が決まってない人や高校中退者などを対象に、
復学や就学、資格取得をサポートする
「学び直し支援事業」が、昨年10月から東京都足立区で
始まった。こうした支援事業は全国でも珍しく、
モデルケースとして注目される。

「フリースペースわ○ば」の部屋に、若者がやってきた。
3人のスタッフに個別のアドバイスを受けつつ、
各自の教材を自習し、高校入試や高卒認定試験を
目指している。

スタッフは、
「私たちは先生でなく相談役。
試験までに教材を終わらせる学習スケジュール作成と
管理が主な仕事です」と言う。

事業は同区が、不登校、ひきこもり、ニートの若者の
自立を支援している
「NPO法人青少年自立支援センター」
(東京都)に委託して始めた。

高校や専門学校の中退者か不登校者、15歳以上で
非就学か非就労の人が、社会とのつながりを確保する
援助をするのが目的。
同区在住か、同区内の高校に入学した経験がある人が対象。

部屋の利用は、毎週火曜日と木曜日の夕方。
費用は教材費のみで、利用のための相談も
無料で受けられる。

スタッフが利用者と雑談していると、
相手の悩みや本音が見えてくることも。
そんなときは耳を傾けながら、
さりげなくアドバイスするという。

人間不信を解消したり、
「人に慣れる」ために、親睦会やイベントを行い、
PRのちらし配りにも参加してもらっている。
利用者どうしが友人になると
表情が明るくなり学習意欲が増すという。

足立区が先陣を切った援助事業は
全国にも影響を与えそうだ。
(愛媛新聞掲載記事より抜粋)


こうした義務教育を終えてしまった
こどもたちの復学・就学支援が公的機関として
援助できる場があるといいなと考えていました。

都会では声を上げていくことも可能なんだろうと
感じていますが、地方であってはなおさら
中卒者や高校中退者の支援に尽力すべきだと思います。

ほとんどの公的教育機関は、義務教育後の支援体制がないので、
通信制や定時制などに在籍しないこどもたちを支援することは
いま早急に求められているのではないでしょうか。
親にとっても、気軽に相談できる場が必要です。

実際、高卒認定試験受験のためのサポート校は
数多くありますが、費用が高額である場合が多いのです。

スタッフや経験者による相談窓口やアドバイスがあれば、
どこにも所属していなくても、復学や就学を考える若者も
増えてくるのではないかと思うのですが・・・


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卒業

2010-03-03 16:17:29 | 不登校
3月1日県立高校(全日制・定時制)、
そして昨日は、ある私立高校(全日制全寮制)の卒業式でした。

五年前、いろんな思いを抱えながらも不登校のこどもをもつ親が集まって、語り合いました。親の会を続けていこうと言ってくれたメンバーがいて、
みんなで寄って考えてた頃~本当に月日の流れを感じます。

ご卒業おめでとうございます。
私なんかは早いもんだなあと感じるけれど、
親として心配もし、後ろ姿をそっと支えながら、
思春期の彼たちが壁にぶちあたることも多々あったことでしょう。

しかし、高校生活で経験できたことは、
本人の、悩みながらも目標を持ち、
歩き続けてきた道のりは、誰のためでもなく、
自分を信じてきた証です。
本当に自信をもって、これからも我が道を歩いてほしいと願っています。
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「夜間中学」

2010-02-20 23:59:12 | 不登校
きょうの朝日新聞に掲載されていた、夜間中学の現場の教諭が、
「夜間中学からの『かくめい』」を出版したという記事に目が止まりました。

以前、山田洋次監督の映画『学校』シリーズで、夜間中学のことを知りました。

新聞記事では、夜間中学は「文字や言葉を取り戻す学びの場」、
外国人や元不登校児らの「学ぶ権利」を保障する役割への認識を広めたいという一冊の本。

現場教諭の白井さんは、
「暗記はしなくてもよい。わからなければ辞書で調べればよい。
人のやっていることをまねしたらよい。ゆっくり時間をかける。
成績の面から受ける劣等感がない。
昼の学校と対極の、こんな学びも成立する。」

全国の夜間中学は現在は35校で2700人が学んでいる。
不登校などで中学校を長期間欠席した人も学ぶようになった。

意義を見直そうという動きも出ている。
(記事より抜粋)
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126805人

2010-02-16 08:51:26 | 不登校
このところ家族が揃っているのは嬉しいのですが、
用事が増えたりして、なんだかバタバタしています。

3月は長女の卒業式あり、引っ越しの段取りもまだ思うように
はかどらず・・・です。
早く引っ越し業者も決めないと~
引っ越しの手続きっていろいろあちこちに連絡しないといけないし、
結構雑多なこと山積みです~


14日の講演会参加しました。
元大阪府不登校対応専任教員の坂本氏のお話。

冒頭のタイトル・・126805人
全国の不登校生徒の数。

大阪府は平成16年度、
不登校生徒数は1万3000人を超えていた。
それを、半分に減らすと公言した元県知事。

それに対する批判も多く、
学校へ戻すことだけを考えればいいのか?
数値だけが重要なのか?等々・・・

新聞記事をにぎわした、「戸塚ヨットスクール事件」
「体罰は教育だ」という校長。
今もまだ存在し、親は藁をもすがる思いでいる現実。

当時、クビに縄をつけてでも学校へ連れて行く教育の姿勢から、
国としても、このような事件によって、
不登校生徒に対応する教育機関の方向性も変化してきた。


坂本氏は、新聞の不登校関連記事の切り抜きの中から、

「元教員で、東京シューレを立ち上げた奥地圭子氏の著書
「不登校という生き方」を読み、自分自身の考え方が変わった」と言われた。

奥地さんは、自身の子どもさんが不登校になったことをきっかけに、
22年間務めた小学校の教員を辞めて、不登校のこどもたちを受け入れる
東京シューレというフリースクールを開設。

現存する学校のしくみ、制度、そのやり方に問題がある。
学校以外にも学びの場があってもいいのでは?と提唱している。

私自身も、長男が不登校になり、奥地さんの著書を読み、
不登校に対する気持ちは一変しました。

学校へ戻すことだけを急いでも、
なんの解決にもならないということも。

親のこどもに対するしつけや養育が悪い、と詰め寄っても、
なんの解決にもならない。
むしろ、状況は悪くなる。

親こそ苦しんでいる。悩んでいる。

教育者だったら、親のしんどさをわかってもらいたい。

まずは、親の負担を軽くする。精神面でささえられることって
いっぱいある。親が楽になると、こどもも楽になれる。


不登校のこどもの対応、と一口に言ってしまえばそれまでだが、
すべてケースバイケース。ひとりひとり違うんだということを
忘れてはいけないと思う。
同じこどもなんて、ひとりとして存在しないのだから・・





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「自分は役にたっている」

2010-02-13 23:04:40 | 不登校
先日のNHK放送「プロフェッショナル仕事の流儀」HPに、
定時制高校の岡田先生の番組のお話の中での内容が一部掲載されていたので、
少し抜粋します。

「放課後に、「ピアサポート」と呼ばれる課外授業を行っていて、
若者たちの心のケアに効果があると注目を集めている
教育プログラムで、岡田先生は日本で先進的に取り組んできた一人。

ピアとは、「同世代の仲間」を意味し、悩んでいる仲間がいたときに
どう接し、どう支えればよいかを教えていく。
仲間を支える技術を学ぶうちに、実際に、
支え合いの関係が生まれてくるという。
その中で、「自分は誰かの役に立っている」という
思いが生徒の中に育まれていく。(中略)」

私は、この「ピアサポート」というものが、生徒たちに、同世代の仲間意識を
育てているんだろうなと感じたのです。
自己肯定感の低いこどもたちにとって、同世代の子たちと真正面から向き合い
話をする。体裁だけのものではなくて、本音を出せることって
あまりない。むしろ、出せる場なんてほとんどないのかもしれない、とも思う。

特に、人間関係に自信をなくしているこどもにとっては、そういう場を踏むことすら
難しいようにも思う。
遠ざけたい反面、誰かに聴いてもらいたい気持ちは確かにあるのだと。

こどもだけではない。

私も、少し前に、大人ばかりのあるワークショップに参加したとき、
まわりは知らない人ばかりだったが、話をしていくうちに、
自分のことを知ってもらいたいと思うようになったのです。
そして、そのうちに自分の状況も話したり、相手の話にも耳を傾け、
その時間がとても新鮮で、なぜかとても楽しいと思えました。

親の会でも、きっと同じなんだろうと思うのです。
自分は誰かに話を聴いてもらいたいと思い、
誰かの話を聴いているだけ。
うなずいたり同調したり。
たったそれだけの時間。
それだけの空間。
でも、それが私にはなぜかとても居心地がいい。
何かをしなければいけないなんて思うとしんどい。
そんな場所がそこにあるだけなんだな~
それでいいと思っているのです。
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プロフェッショナル仕事の流儀

2010-02-12 07:55:25 | 不登校
2月9日に NHK総合で放送された
「プロフェッショナル仕事の流儀~定時制高校明日への一歩」を見ました。
10代の若者の心に寄り添う香川県観音寺市の定時制高校教師・岡田先生。

先生は、この定時制高校を「心を癒し、自信を取り戻す場所」と位置づけ、
生徒ひとりひとりにかかわっています。

午後9時、授業後に行う「ピアサポート」と呼ばれる課外授業は、テーマを決めて、
生徒たちがグループになって話をする。
話の苦手な生徒も少しずつ自分のことを話し始め、相手の気持ちがわかるように。

先生は、生徒に「ああしろ、こうしろ」とは決して言わず、
心を開いてくれるまでじっと待つ。怒らない。

ここの定時制の生徒たちがとてもうらやましく思えました。
ひとりひとりのこどもにとって、「聴いてもらえる」ことは、
勉強を教えてもらえること以上に大切なこと。

家庭にいても自分の居場所がないと感じている生徒が、
唯一「ここに居てもいいんだ」と思える場所。
自分の気持ちを出せる場所。

全国の定時制高校の先生が、
こんなに生徒ひとりひとりに寄り添ってくれるのかはわからないけれど、
少なくとも、こどもたちが信頼し成長していく過程で、
岡田先生のような先生に出会えたら、
こどもたちは幸せな時間を過ごせるんだろうなと感じました。
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不登校のこどもの権利宣言

2009-12-02 09:50:18 | 不登校
今朝の朝日新聞掲載記事です。

「こどもの権利条約」の国連採択から20年を迎え、
東京のフリースクールに通うこどもたちが、
「不登校のこどもの権利宣言」を作った。
学び方を選ぶ権利を求め、「共に生きやすい社会を」と
大人に呼びかけている。

前文と13の条文からなる権利宣言は
「東京シューレ王子」(東京都北区)に通う10代のこどもたち15人が作った。

前文は「私たちこどもは、ひとりひとりが個性を持った人間です」と始まり、
「こどもの声に耳を傾け、個々の価値観を尊重してください。」

第一条にうたったのは、
「学校へ行く・行かないを自分で決める権利」。


きっかけは昨年春。
ユニセフの活動やこどもの権利条約を紹介する施設を見学した際、
「君たちは幸せだ。ご飯を食べられ、学校に行けて戦争にも駆り出されない」
と言われたことだった。
重い言葉だった。自分たちを見つめ直そうと権利条約について勉強し、
話し合いを重ねた。
学校が合わなくて苦しんだ自分たちはどうしたらいいか。
「甘えている」「わがまま」といった言葉にどうこたえればいいのか。

~以下、省略。朝日新聞掲載記事より抜粋~

宣言の全文は、東京シューレのサイトで。
http://www.tokyoshure.jp/
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「支えあって生きる」

2009-11-26 12:47:26 | 不登校
今年の夏、「NPO法人登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク」が発行した冊子です。

8月の全国大会に参加した人に配布されたのですが、
参加者以外でも、希望者には送料無料で(年内)送ってくださると
言っていただき、早速親の会で配布したいのでと連絡したところ、
事務局より、希望冊数を送っていただきました。


四国中央市こども支援センターの方にもお渡ししましたし、
また、市の図書館にも蔵書として置いていただければ、
多くの方が閲覧、貸出しできれば有り難いなと思っています。


冊子の内容は、全国ネットワークの20年の歴史、
全国の親の会の活動実態、活動紹介、
不登校経験者の様々な進路についてなどが掲載されています。
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朝日新聞記事より

2009-11-25 18:18:35 | 不登校
きょうの朝日新聞に掲載されていた記事、
「あなたの安心 不登校、どう付き合う」(10/10から4回連載)に、
かつて不登校を経験した方やこどもが不登校となっている
親の方からの投書が紹介されていました。

父親が、「なまけているだけ。逃げているだけ。」といい、
自分の考え方を変えようとしない。

「父親を説得することは当面難しい。
まずは母親自身がいい相談相手を見つけることで安心するのが大事だ」
と話す、40年不登校問題に関わってきた元中学教諭。


「児童相談所などの相談機関が親だけの相談に乗ってくれない場合、
不登校のこども向けのフリースペースや
親の会などに足を運ぶのも一つの方法だ。
必ずしも専門家である必要はない。」


小学4年から21歳までの11年間、
学校にまったく行けなかったし、行かなかったという
24歳の女性は実名で公表。

「不登校という苦しみから抜け出せないまま、
高校に進学する道も選べず、アルバイトなども経験したが、
ほとんどの月日を家に引きこもるといった生活を送っていました。(中略)」

20歳を過ぎたとき、「学びたい」という気持ちが強まり、
定時制高校に通うことを決意。

「高校三年間は小中学校を通い直すかのようでしたし、
大学生になった現在も学校という縁遠かった場所に通っていることが
とても新鮮です」と。

「こども自身がいつか必ず動き出せるその時まで家族が信じ合い、
共に不登校と付き合っていくのが大切」

そして、「立ち止まった所が不登校という形であっただけ。
力を蓄えるための準備期間が
不登校と呼ばれてしまったりもするのだと感じています。」


この記事を、コピーして、今月の例会でメンバーさんに配布したいと思います。
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ETV50こどもサポートネット

2009-11-01 23:40:42 | 不登校
昨日のNHK教育テレビ
「ETV50子どもサポートネット 世界の“子ども支援”~日本はどうする?~」

録画して、帰ってすぐに見ました。

あのこどもたちの中の一人の19歳の女の子が、
小五から不登校になり、現在フリースクールに在籍していて、
「学校が嫌いだった、みんな同じことをしないといけないという
押し付けが嫌だった」と話し、

「不登校のこどもの権利宣言」のこと話していましたね。
その中で、「私たちには、学びたいことを自身に合った方法で学ぶ権利がある。
学びとは、私たちの意思で知ることであり、他者から強制されるものではない。
私たちは、生きていく中で多くのことを学んでいる。」というものです。

ホームシューレに在籍していたということで、
事前にHS掲示板で案内がありました。

他にも、出演されてたこどもさんたちが
堂々と自分の言葉で発言していて、
「こどもだから」とは思えぬ姿をみて、正直驚きました。

私たち親や大人は、
もっとこどもの声を真摯に聴かなければならないと思いました。

そして、もう一つ、
平田オリザ氏が企画したワークショップで
一番人気だったのは、子育てに直接関係のない、
人生を楽しんでもらうというもの、
「もう一度、ジュリエットになろう」企画が
一番お母さんたちに人気だった。
何か勉強になる、ということも大事だけれど、
お母さんやお父さんが人生を楽しんでこそ、
こどもたちにもいい影響がある。
親が元気になること、
人生を楽しむこと。

本当にそうだな~と納得。


世界一子どもが幸せな国・オランダの教育。
オートノミー(自律)が幸福度を上げている要因。

それは、オランダの子どもたちは、
「自分のやりたいことを、自分で選び取っていける。」
そのことが、周囲のおとなたちからも尊重されていること。

だから、学校も楽しいと感じている。

「自律」とは、
少しずつ、自由と責任を与え、任せていくこと。

日本では、10~11歳歳頃まではとても自由だが、
それ以降になると、急に社会的規範を押しつける時期があり、
それと同時に、こどもが不登校になる時期が重なっている。

自分で自分を律する能力、
すなわち、自分で自分のことを決める能力が
必要なのに、決められないおとなになっている現状もある。


他にも出演していた杉並区でこども会議を開催している
女の子は、「行政も、こどもたちの意見をよく聴いてくれていると
感じている」と言っていたのも印象的で、
自治体によって対応や施策も様々なんだと思いました。

また、こどもの声を聴いて参考にしていくということは、
いずれこどもも、おとなになっていく練習期間も必要なんだから、
こども会議等は大変意味があるとも。
そういう取組みをしている自治体があるんだということも
始めて知りました。
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10/31(土)NHK教育テレビ「子どもサポートネット」

2009-10-28 09:35:15 | 不登校
ホームシューレの掲示板に書き込まれていたので、
早速、NHKホームページで確認しました。

今週、31日(土)午後8:00~9:59 教育テレビ
「子どもサポートネット」番組 特番生放送
http://www.nhk.or.jp/heart-net/kodomo/


「世界は子どもをどう育てているか?」


~HPより抜粋~

様々な困難に直面する日本の親と子を支えるために、
今何が必要とされているのでしょうか。
折しも政権交代によって、「子ども手当」や
「公立高校授業料の実質無償化」などの政策が注目を集めています。
しかし本当に必要なのは、日本の親と子をどのように支えていくかという
「理念」なのではないか。

それぞれの国が、独自の理念で親と子の支援を進めています。
その事例を見ながら、では日本ではどうすればいいのか?
生放送で、みなさんとともに考えていきます。


(追記)
~ホームシューレの掲示板で紹介されていたのは、
ホームシューレ出身の女の子が出演するそうです。

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西日本サロンに参加して

2009-10-06 23:42:38 | 不登校
今回の宿泊型サロンは、ホームシューレの自主サロンでも
初めての企画だったそうです。

参加者は「1都8県・・」と言いましたが、
東京・埼玉・石川・奈良・岡山・福岡など
本当に海を越えてはるばる四国愛媛に足を運んでくださったのです。

東京から参加して下さったYさんが、
「ホームエデュケーションママのリレーブログ」で
素敵な今回のサロンの様子を、愛媛観光の写真付きで報告してくれていますので、
ご覧になっていただければと思います。
http://blog.livedoor.jp/teruru2007/




我が家がホームシューレに入会したのは、
ほんの1年前です。
それまでにも、中学校在籍中の2年間は長男の不登校に向き合い、
学校との関係を続けてきました。

中学を卒業してからは、しがらみはなくなったものの、
何にも束縛されない代わりに、自由というつかみどころのないものに
何か不安さえも感じていました。

その頃に、本当にこのままでいいのだろうか、という気持ちから
ネットを渡り歩き、「ホームシューレ」「あんだんて」にたどりつき、
その時、「これだ!」と思い、早速入会したのです。


このお泊まりサロンに参加してくださった方々も、
もう何年もこどもさんたちと家庭で過ごしながら、
試行錯誤の連続だった、一緒に遊べる相手を探したり、
みなさん、学校との関係と向き合いながら、
多くの状況を模索してこられていました。


今でこそ、みなさん「明るい不登校」のように見えますが、
一気にここまでワープしてきたわけじゃ決してないんですね。
いろいろな多くのご苦労は、
伝えきれないくらいあったわけです。

あんだんてを立ち上げた代表のYさんの
いままでの長い道のりと経験があったことによって、
この半年もの間、時間をかけて今回の企画を練ってこられたそうです。

本当に感謝の気持ちです。と同時に、
今の私たちに何ができるのか、
今後の課題とも言えると思います。


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