昨日は、愛媛県PTA大会が県武道館であり行ってきました。
県内各地からの参加があり、前半の午前は、
「今こどもが危ない、こどもとケータイを考える」
というテーマでのシンポジウムでした。
シンポジストは、愛媛県警察少年サポートセンター所長、
松山市内の小学校教諭、大洲市PTA(アンケート調査の取り組み)。
まずは、ケータイによる犯罪や未成年の被害が多発している現状から、
県内中高生の被害は、ケータイによる出会い系サイトで
被害にあっているということが増え、
出会い系サイトに書き込みをした人は、たとえ中学生でも犯罪になり、
罰則は100万円以下の罰金だそうです。
大洲市PTAのアンケート調査をもとに、
「なぜこれだけの危険が多いのにこどもはケータイを欲しがるのか?」
「メールは大切なコミュニケーションツールと考えていて、
友達と繋がっている、という安心感を感じているのでは?
たとえ、相手が身元を偽っていても、ケータイ番号とメールアドレスを知っているということだけで、信用してしまっている。」という心理があるとも。
そして、「自制力、判断力、責任力がまだ十分に備わっていないこどもたちに、
正しいルールを教える必要がある。」
家庭での親子間で、親の押し付けではなく、よく話し合って考える。
また、学校でも、ケータイを持っていることをタブー視せず、
持っていることを前提に、何かトラブルや問題が起こった時には、
親や先生にすぐに相談できるように、家庭と学校が連携して取り組むべき、とも。
「持っているから悪い」と済ますのではなく、
すぐに誰かに相談できるように取り組まないと、
今後ますますケータイによるトラブルや事件に巻き込まれ、
被害に遭うケースも増えていくだろうと思います。
また、ケータイのGPS機能を過信しすぎない、
フィルタリングで、有害サイトへつながらないようにする。
(18歳未満の義務付けになったようです。ただ、保護者名義だとつけられないそうです。)
手軽に使えるケータイですが、こどもたちが使う上で、
危険な犯罪につながることもある、という現状を
親自身がきちんと知り、把握して対処することが必要だということでした。