向付けなど・・ろくろ作品／６月の新作

　　
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前回はタタラ（板）づくりの作品をアップしましたが、
今回はろくろ挽き作品をアップします。6月の生徒さんの新作です。

最初は、桐木さんの向付けです。
小鉢ですが懐石料理では飯碗や汁碗の向こうに
置かれる器ですので、向付け（むこうづけ）と言われます。
和え物、酢の物や香の物などを盛り付ける器ですね。
縁の 4、5ヶ所をヘラで内側に押し込んで花びらの形にしています。
可愛い輪花の小鉢にしてますので使って楽しめますね。



次は、若い男性の江島さんがろくろ挽きした小皿です。
実物の方が淡い釉調です。刺身皿などに使って楽しめる小皿です。
裏返した写真も撮っておけばよかったのですが、
裏側には小さな輪っか状の高台 （こうだい） が付いています。



その次は足立さんのろくろ作品。17㎝径の片口の 6寸鉢です。
今までにもいくつか作っていますがこれもお世話になつた
人達への贈り物です。縁の 1ヶ所に注ぎ口がありますが、
これは昔はお醤油をつぐために使われた片口の形です。
今は小鉢、中鉢の意匠として使われる片口という器です。

　

足立さん定番の鉄赤釉と織部釉を掛け分けた 6寸鉢もあります。



器の文様は足立さんブランドの野草文様です。
踏まれづよい道端の雑草をイメージしています。
我が家にも足立さん作の二色に掛け分けた片口中鉢がありますが、
非常に使いやすい器で食卓に毎晩のように登場しています。
皆さんに喜ばれるでしょう！

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