とやざき農園日誌

浅間山麓(長野県小諸市)で自然農法による農業を行っています
肥料や農薬を施さず自然の養分循環の中で野菜を育てています

カブ畝

2018年11月14日 | 日記
8月下旬に作付けたカブが収穫期です。今年も天王寺カブと大野紅カブの2種類を作付けました。
大根と同様に、カブの畝には畝間の肥沃な粘土をしっかり混ぜ込めていないため、養分不足により外葉の色が褪せ気味なのが残念な所です。


とは言え、カブの太り具合はまずまずの出来です。カブは耐寒性が強いので、12月に入ってもまだまだ太ります。
<天王寺カブ>


<大野紅カブ>


8月に入ってから播種する秋野菜については、基本的に一切除草をしません。特にアブラナ科は生育が早いので、他に先んじて根張りスペースを占有してしまい、雑草が付け入る隙がありません。地力が十分な所では、野菜の下草としてハコベなどの冬草が穏やかに畝を覆います。


ところが、地力が足りていない、つまり、粘土質が少なくパサパサの砂質ばかりの場所では、養分不足で野菜が伸び悩んでいる内に、アレチノギクなどの雑草(春、秋の草)が野菜を上回るスピードで伸びてしまいます。こうなるとついつい除草したくなりますが、雑草を除き、更に野菜を収穫してしまうと、丸裸の状態で畝を冬越しさせることになり、寒風に晒されてますます砂質化が進みます。負のスパイラルに陥らないためには、十分な地力が備わるまで、無理して野菜を育てようとしないことが大事であると感じています。
コメント
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