本日も更に追加して、夏野菜および夏草の体内PHを測定しました。順に列記します。
<サンプルA:ヨモギの枯れ茎の抽出液>
畑湧水PH7.53にヨモギの枯れ茎を投入
(5分後)7.60(10分後)7.66(20分後)7.72
※弱アルカリ性
<サンプルB:地這いキュウリの枯れツルの抽出液>
畑湧水PH7.56に地這いキュウリの枯れツルを投入
(5分後)7.80(10分後)7.93(20分後)7.98
※弱アルカリ性
<サンプルC:シシトウの枯れ茎の抽出液>
畑湧水PH7.57にシシトウの枯れ茎を投入
(5分後)7.80(10分後)8.00(20分後)8.11
※アルカリ性
<サンプルD:キクイモの枯れ茎の抽出液>
畑湧水PH7.59にキクイモの枯れ茎を投入
(5分後)7.63(10分後)7.68(20分後)7.74
※弱アルカリ性
<サンプルE:アスパラガスの枯れ茎の抽出液>
畑湧水PH7.56にアスパラガスの枯れ茎を投入
(5分後)7.81(10分後)8.04(20分後)8.24
※アルカリ性
<サンプルF:フキの枯れ茎の抽出液>
畑湧水PH7.57にフキの枯れ茎を投入
(5分後)7.61(10分後)7.62(20分後)7.62
※弱アルカリ性
<サンプルG:ハキダメギクの枯れ茎の抽出液>
畑湧水PH7.58にハキダメギクの枯れ茎を投入
(5分後)8.19(10分後)8.60(20分後)8.86
※アルカリ性
<サンプルH:イヌホオズキの枯れ茎の抽出液>
畑湧水PH7.54にイヌホオズキの枯れ茎を投入
(5分後)7.88(10分後)8.28(20分後)8.83
※アルカリ性
20分経過後の抽出液PH値を以下にまとめます。備考(※の記述)は、その植物の生育に適していると考えられる土壌の性質など。
イネ科:黄モチモロコシ(7.60)※腐植が多く、水もちが良い土壌
野草キク科:フキ(7.62)※半日陰を好み、乾燥に弱い
雑草イネ科:エノコログサ(7.70)※腐植が少なく、水はけが悪い土壌(人間の手が入った痩せ地)
野草キク科:ヨモギ(7.72)※半日陰を好み、乾燥に弱い
キク科:キクイモ(7.74)
シソ科:青ジソ(7.76)※半日陰を好み、乾燥に弱い
雑草イネ科:ススキ(7.80)※湧水地帯(多湿黒ボク土)
雑草ヒユ科:アカザ(7.87)※腐植が少なく、すぐに乾く土壌(人間の手が入った痩せ地)
雑草イネ科:メヒシバ(7.91)※腐植が少なく、すぐに乾く土壌(人間の手が入った痩せ地)
ウリ科キュウリ属:地這いキュウリ(7.98)
雑草キク科:ブタクサ(8.04)※腐植が多く、やや水もちが良い土壌(黒ボク土)
マメ科:穂高インゲン(8.07)
ナス科:シシトウ(8.11)※これ以上のPHは、黒土?(腐植がほどほどで、水もち・水はけのバランスが夏野菜に丁度良い)
ナス科:ナス(8.14)
マメ科:大豆(8.15)
キジカクシ科:アスパラガス(8.24)
アオイ科:モロヘイヤ(8.26)
ナス科:トマト(8.41)
ウリ科カボチャ属:西洋カボチャ(8.77)
雑草ナス科:イヌホオズキ(8.83)
雑草キク科:ハキダメギク(8.86)※秋冬作において、これの草勢が強い畝では大根、カブなどの生育が悪い
アオイ科:オクラ(8.92)※これ以上のPHは、ひび割れ粘土?(よく乾き、スメクタイト型の粘土質が多い)
ウリ科カボチャ属:ズッキーニ(10.03)
夏野菜および夏草の測定は、ひとまずここまでとしたいと思います。