とやざき農園日誌

浅間山麓(長野県小諸市)で自然農法による農業を行っています
肥料や農薬を施さず自然の養分循環の中で野菜を育てています

タマネギ越冬の条件

2018年11月16日 | 日記
昨日朝はマイナス3℃、本日はマイナス2℃。二日連続で氷点下の強い霜が降りました。
砥石を入れてあるブリキ缶の水に薄氷が張っていました。いよいよ厳しい冬の始まりです。


新たに整備している畝の午前9時半時点の様子。湿り過ぎの黒ボク土が、畝を立てたことで徐々に乾いてきています。写真右手は作りかけの畝で、水分が多く真っ黒、中央は昨日午後に立ったばかりの畝で、まだ半乾きの状態です。


湿っている部分をよく見ると、霜を通り越して凍り付いていました。土壌水分が多過ぎることが一目瞭然です。気温がマイナスになった途端に凍り付くような土では、野菜の越冬は望めません。黒ボク土で冬場ほとんど草が育たない理由がよく分かりました。


同時刻のタマネギ畝の様子。霜に当たって葉が垂れて来ていますが、まだ青々としていて、枯れる様子はありません。


畝表面がしっかりと乾いています。土が空気を含むことによって、冷気を通しにくい断熱構造になっていることが窺われます。このところの暖かさで冬前に育ちすぎな感があり、トウ立ちがやや心配されますが、この様子ならとりあえず越冬は問題無さそうです。厳冬期のマイナス15℃を無事乗り切ってくれることを願います。
コメント
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