とやざき農園日誌

浅間山麓(長野県小諸市)で自然農法による農業を行っています
肥料や農薬を施さず自然の養分循環の中で野菜を育てています

栗色土

2021年11月29日 | 日記
強い寒気が流入し、今朝はマイナス7℃まで下がりました。この時期としては異例の厳しい冷え込みでしたが、高畝でしっかり乾いているので目立った凍霜害もなく、越冬を目指す野菜達は元気そうでした。






今冬は、中央アジア乾燥地の栗色土(チェルノーゼムに隣接する成帯土壌)をイメージしながら、不凍土壌の形成に向けて、冬野菜用畝の改良に取り組んでいます。
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初雪

2021年11月28日 | 日記
昨日は夕刻から雪が舞い始め、数時間で3㎝ほど積もりましたが、まだまだ暖かいので日が射すとすぐに解けてしまいました。浅間山上空は冷え込みが強いようで、雪雲が重く垂れ込めています。


取り込みを終えた白菜の畝では、柔らかい冬草が畝表面を覆い、次の作付けに向けて土を守っています。
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雨後 越冬野菜

2021年11月23日 | 日記
昨日は二週間ぶりに雨がたっぷり降りました。今朝畑に着いた時点では畝が真っ黒に湿っていましたが、昼過ぎには早くも表土が乾き始めていました。高畝が有効に働き、期待通りの水はけが確保できています。

耐寒性が強いと言われる赤花絹莢エンドウは、葉の赤い縁取りが特徴的です。ポリフェノールの赤色と思われますが、レタスやカブにおいても赤い色素を持つものは耐湿性が高く、冬期に地下水位が上昇しても根腐れしにくい印象があります。


サニーレタス


サンチュ


島の自然農園さんの動画を拝見したところ、ソラマメにも赤い品種があるそうで、寒冷地には緑の品種よりも向いているかも知れません。来年の春作で試してみたいと思います。
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白菜 収穫

2021年11月22日 | 日記
マイナス2℃の霜に何度も晒され外葉がだいぶ枯れてしまいましたが、中はみずみずしい状態です。来週いよいよマイナス4℃まで冷え込む予報が出ているので、週末に白菜を取り込みたいと思います。
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基盤整備

2021年11月21日 | 日記
10月8日にブタクサを刈り倒した黒色土(黒ボク土)の区画を整備しました。


奥のススキ原は湧水帯に位置し、土壌水分が多過ぎて直ぐには着手できない為、ひとまずその手前まで畝を立てて周囲から徐々に土を乾かしていきます。


黒色土は、ミネラル(カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄など)がブタクサなどの大型植物に取り込まれているため、土壌はパサパサの砂質(弱酸性:pH6以下)です。




降水量の少ない冬期に高畝を形成しておくことで、乾土効果により地下水中のミネラルが表土に析出します。それと合わせて、植物に取り込まれたミネラルを放出させ、野菜栽培に適する暗色土(微酸性:pH6.5)に転換していきます。
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