とやざき農園日誌

浅間山麓(長野県小諸市)で自然農法による農業を行っています
肥料や農薬を施さず自然の養分循環の中で野菜を育てています

エンドウ 根粒菌

2024年05月07日 | 日記
春蒔きの赤花絹莢エンドウが大きくなったので間引きました。根が切れないように一株そっと引き抜いてみたところ、


しっかり根粒菌が付いていました。


エンドウは漢字で書くと「豌豆」です。紀元前2世紀頃、中央アジアのフェルガナ盆地(現在では、ウズベキスタン共和国東部からキルギス共和国、タジキスタン共和国に広がる地域)に「大宛」と言うアーリア系民族の国家があり、そこから中国(当時は漢王朝)にもたらされたのが由来となり「豌」の字が当てられたようです。「大宛」は大きなオアシスを意味し、乾燥した内陸の盆地において地下水を吸い上げて育つのがエンドウ本来の生態と考えられます。繊細な根が長く伸びているので、根腐れを起こさないために、深部まで良く乾いた土壌環境が求められます。
コメント
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