とやざき農園日誌

浅間山麓(長野県小諸市)で自然農法による農業を行っています
肥料や農薬を施さず自然の養分循環の中で野菜を育てています

土に還る枯草

2019年11月06日 | 日記
二日続けてマイナス1℃の降霜がありました。生きながらえていた夏草がすっかり霜枯れ、虫達も姿を見せなくなりました。急激に冷え込んだため体感的には冬のようですが、周辺の紅葉は始まったばかりでまだまだ秋景色です。


来年に向けて新規畝立てに励んでいると、草むらに白い傘を見つけました。昨年は10月末にこのサイズを見かけましたが、暖秋の影響でキノコの発生が遅れたのかもしれません。毎度思うことですが、畑のキノコは可食か否か。クサウラベニタケという毒キノコがあるようなので、素人は手を出さない方が無難でしょうか。


カビやキノコなどの菌類は、虫が活動できない低温期においても、じわじわと枯草分解を進めてくれるようです。


枯草に食い込む菌糸。


菌類などの分解者の働きによって、植物体内に取り込まれていたミネラルが土壌に還元されます。ミネラル還元によって粘土が再形成されれば、来春もまた野菜を栽培することができます。
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