就農2年目の今年。今後もこの道で続けられるかどうか、あれこれ悩みながら農作業を進める中で、大きな変更が2つありました。
1つ目は、エンジン刈払機の使用を断念した事。
本格的に農業を始めるなら当然必要だろうということで、昨春、就農に際して購入したのが下のエンジン刈払機。
軽量ながらパワーがあり、たいへん使いやすい逸品だったのですが、この度は使用者の方に問題がありました。
チェーンソーやエンジン刈払機などの強い振動を伴なう工具を用いる職種の人物が発症しやすいことで知られ、労災認定されることもある白蝋病(手足の血管が収縮することで起こる血管性運動神経障害)という病気があるのですが、今年に入ってその兆候と思われる気だるさが頻繁に表れるようになり、さすがに参ってしまいました。
エンジン刈払機なら確かに短時間で草が刈れるのですが、使用後のだるさを解消するために長い休憩時間を要するとなると、全体効率で手刈りに勝るとも言い難く。結局、刈払鎌を両手で振り回す2年前のスタイルに戻ってしまいました。
<両手用の播州刈払鎌>
ただし、今回スタイルを戻すに当たり刈払鎌はかなり吟味して選びました。2年前に使っていたものに比べ、格段に切れ味が良く使いやすい鎌です。
エンジン刈払機の時はひたすら作業に追われるようで余裕がありませんでしたが、手刈りに戻して以来、武道の稽古をしているような心持ちで日々身体の使い方の研究に勤しんでいます。なかなか乙なものですね。
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