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クリーニングの基礎知識(昭和48年5月発行) 絹和服クリーニングについて

2025年01月18日 | コラム

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

いつも当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

先輩のクリーニング業者から52年前の昭和48年(1973年)発行の「クリーニングの基礎知識」

の本をお借りしました。本を読んで52年前の絹和服クリーニングについての基礎知識が良く

分かりました。

クリーニングの基礎知識

労働省認定教科書で発行元が全国クリーニング環境衛生同業組合連合会で

今から半世紀以上前の昭和48年(1973年)発行の教科書です。

以前はクリーニング師になる為に必死で勉強して、どこのクリーニング屋さんにも

あった教科書とお聞きしました。この当時の札幌市の地下鉄の乗車料金が20円で

現在は210円ですので10倍になっていますが日銀のホームページによると物価は2,4倍と

なっていても、かなり高価な本です。

クリーニングの基礎知識 P45~P47

絹の特徴について

(3) 繊維の特質

 繊維にはそれぞれもって生まれた特質があり、その特質を無視して、クリーニングはできない。

 綿はアルカリで高温洗たくできるが、絹を同じ方法で処理すれば必ず事故が起きる。繊維のもっ

 ている特質を知り、それに適合した取扱い方をするはことは非常に大切なことである。以下は

 単一の繊維について記述してあるが、実際の衣料品には混紡、交織、交編などが多いことを

 忘れてはならない。混紡等の場合は、混ぜられている繊維のそれぞれの注意点に留意して取扱う

 必要がある。

[動物繊維]

動物繊維には絹と毛の2つの天然繊維がある。いずれもアルカリに弱く塩素系漂白剤には耐えられ

ないから、洗剤や漂白剤の選定を誤ってはならない。白物は黄変しやすく、虫害やかびの害を受け

やすいが、軽く、暖かで、しわになりにくい性質をもっている。価格は一般に高価である。

① 絹

日本は全世界の絹の大半を生産している絹の国である。しかしそれでも国内需要をまかないきれず

毎年相当量を輸入しており、世界の絹の60%位が日本が消費されている計算になっている。とは

いっても日本人が1年間に消費する絹は僅かに0.3kg(昭和45年)であるから、絹の絶対量が少なす

ぎることも事実である。その絹の消費量の実に90%もが和装用に向けられいるというから、日本

女性は世界の絹の半分を消費しているということができる。絹繊維の側面はなめらかであるが、

断面はなめらかであるが、断面は三角形に近い形をしており、絹の美しい艶はこの三角の断面に

当たって光線が、いろいろな角度に乱反射するためであるともいわれている。また、蚕が吐き出し

たままの絹糸は1本に見えるが、2本の繊維がニカワ質のセリシンという物質が接着されたような

格好をしているが、顕微鏡で観察できる。このセリシンは石けん液で煮ると溶け、2本の繊維(フィ

ブロインという)は1本ずつに分離される。このようにセリシンをとることを”練り”または”精練”

といい、精練を終わった絹繊維は柔らかく光沢も増してくる。精練にはセリシンを全部除いた本練

(ほんねり)から、多少残した七分練、三分練等がある。絹は美しい艶と、しなやかで暖かな感触

をもっており、糸が細いから薄手の織物が比較的多い。また、紋様が織り出したものが多いのも

絹織物の大きな特長の1つである。絹製品には正絹とか本絹といわれている絹100%のもの、

シルクウールのように羊毛との交織のもの、あるいはレーヨン、アセテート、ポリエステルなど

との交織等がある。正絹物の中には、まわたから手でつむいだ紬(つむぎ)糸を使ったものや、

玉糸(2匹以上の蚕が共同してつくった繭からとった糸)、野蚕糸(養蚕によらず野外で自然に

できた繭からとった糸)など、節の多い糸を使ったものもある、またくず繭からとったまわたを

機械紡績した絹紡(けんぼう)糸使いのものもある。絹織物は組織や使用染料がデリケートで

あるから、機械的な強い操作を加えることは禁物である。ササラ掛けなどして生地を毛羽立たせ

たり、地紋をいためてしまってからでは、いくら悔やんでもとり返しはつかない。

本来絹は黄変しやすい性質をもっているが、最近は蛍光増白剤をしてあるものが多いので、一層

黄変が促進されやすく、その上洗剤が残存していると、これも黄変を促進する1つの原因となる

から洗剤が残らないような処理をする必要がある。また、湿度が高い状態で長期間保管すること

も黄変の原因となる。絹織物の染色堅牢度は、あまり強くはない。このため直射日光で退色する

おそれがあり、蛍光灯をつけたガラスケースの中に長期間保存しておく程度でも、退色するおそれ

がある。

クリーニングの基礎知識 P27

着物が一番売れたのは昭和52年と聞いています。

当時京都の室町の問屋街は売れすぎていて、商品が無くてシャッターが閉まっている

開店休業状態だったとききました。その5年ほど前ですから、景気が良かった時代です。

(3) 被染物の傾向

 (b) 和服ブーム

 もともと和服は日本の民族衣装であり、今さら和服ブームとはおかしな話であるが、昭和40年頃

 から和服に対する需要は非常に大きなものとなった。その和服の素材は高級品になるほど絹が絶

 対的な強さを発揮し、ウールや化学繊維は影が薄い。和服の中心を占めているのはもちろん婦人用

 のもので紳士物は最近目立ってきたとはいうものの、婦人物と比べれば数量的には問題にならない。

 和服ブームの結果、わが国は現在世界の絹の60%を生産する絹の国でありながら、国産の絹でけで

 は足りず、昭和41年以降現在まで、毎年韓国や中共、あるいはその他の国から絹を輸入しなければ

 ならなくなってしまったのである。絹和服の需要がどんなに強いものであるかは、日本の絹の消費

 量の実に90%が和装用に向けられているという事実を示すだけで理解されよう。和服も洋服と同じ

 ように高級品化の傾向にあり、地組織、紋様に手のこんだものが次第に多くなり手つむぎ、手織、

 あるいは天然染料による染色なども盛んに行われている。手間のかかったもの、天然染料を使った

 ものはいずれも高価であり、本場結城紬などのように、平常着でもぜいたくなものなら一反10万位

 するものも珍しくない。このような高価な和服が売れているのも、生活水準が向上したからであり、

 日本女性の絹に対するあこがれがなくならない限り、和服ブームが下火になることはないともいわ

 れている。

 

50年過ぎて着物の時代から洋服のDCブランド、インポートブランドへと移り変わっていきました。

絹への憧れも着物からシルクスカーフやシルクブラウスに変わっていきました。

クリーニングの基礎知識 P2

(3)  クリーニングの技術史的展望

 ① 解き洗い

 日本では、昔はほとんど和服を用いていた。そして庶民の用いた平常用なものは、木綿の盲縞

 (紺色の無地の木綿の平織物)とか、縞木綿とか、木綿絣なので、家庭で丸洗いし、すすいで、

 のり付けをし、絞ってから、平らにたたみ、掌(てのひら)で叩いて、平たい形をととのえて

 乾かすだけでたりた。しかし絹物は、たとえば糸織とか、縞や絣の紬織(つむぎおり)などは、

 家庭洗たくでもほどいて布片として洗ってから、板張りや伸子張りして、そのときに布海苔の

 のりを施し、乾かすことで布片の形状をととのえて仕上げた。そして縫製し直すので、その際、

 傷んでいるところと、傷まないところとを代えたり寸法をあわすことができた。また、ちりめん

 友禅とか、小紋類は、洗うときに、染め替えることによって、同じ布を、年齢に応じた色や柄に

 することで、高価な布地を新たに購入しないですませるようにしていた。したがって脱色が容易

 でないと、染め替え上、不便なので、あまり堅牢(けんろう)でない染色を施すのが普通である。

 このような場合の洗い張りは、専門の悉皆屋(しっかいや)と称する業者に委託し、染め替えは

 西陣に送り、いわゆる京染め業者の手でなされた。現在では、このような従来の手段では経費が

 かさむので、友禅染の訪問着などは、京洗いと称する一種のドライクリーニングによって、済ます

 方が経済的になので、相当の量が京洗いによっている。

 

解き洗いの項目に洗い張りの事を記載していますが、洗い張りは仕立て上がっている着物を

解いた後に、現在はロックミシンで行いますがこの当時は白木綿の仮縫い用の糸で、手縫いで

は縫いを行い一反の布に戻します。は縫いをしないと仕上げの伸子張りや湯のし機(テンター機)

を行う事が出来無いですので、大切な事が抜けています。また当店は染屋であり洗い張り屋です

ので分かりますがこの当時のドライクリーニングは溶剤管理や使用する水分が多くて丸洗い

(ドライクリーニング)することで汚れが落ちるよりも溶剤中の汚れを被染物へのの逆汚染に

より白い胴裏がグレーになったり、色泣きや移染や裏地が収縮した型崩れを起こす事故が多発して

いたので、クリーニング事故に合い心に傷(トラウマ)を抱えたお客様は「着物は丸洗い

(ドライクリーニング)だけは、絶対にするな」と平成時代まで言い続けていた方も多かったです。

クリーニングの基礎知識  P273

着物丸洗いについて

(2)  絹和服クリーニング

絹和服は、一般衣料が多様化して、特殊な扱いを要するものが次第に増加する傾向がある中でも、

毛皮皮革製品と並んで、最も特殊な処理を要する衣料であり、これに対するクリーニングの研究

も、近年、とみに、さかんになってきた。絹和服の処理方法についても、種々の方式が打出され

おるがこれを一々述べることはできない。また絹和服の種類、特性については、被染物の項と

重複を避けて省略して、ここでは「事故防止必要と思われる、処理場の注意および関連する知識」

のうち、ごく基本的な事項のみについて述べる。

絹和服のクリーニングにおける基本的な注意事項としては

  • 生地の黄変、脆化させないように処理すること
  • 加工の脱落を防ぎながら、汚れを十分に除去し
  • 万一、脱落した場合に、修正できる技術を備えること
  • 生地が風合いや縫製形態を損なわずして仕上げること

などであるが、その他に、保存中における変色等の事故が発生し易いので、これに対する配慮も

必要であり、また絹和服特有の再生サービスとして、衣料のいたみ箇所の振替、更新などの要望

もあるので、このような多角的要求を満足できるような、有機的連繋組織も今後は必要になると

思われる

クリーニングの基礎知識  P274

①絹和服の黄変性

絹和服が黄変しやすいことは、他の繊維との比較においてはいうにおよばず、蛋白繊維である

毛と比較してさえも著しく、この原因として次のようなことがあげられる。まず、一般に蛋白

繊維は黄変しやすい傾向をもつが、絹の場合は、特に変色しやすいチロシン、フェニルアラニン

等の特殊蛋白質を含むことが、基本原因とされ、この傾向をさらに、その傾向をさらに、顕著に

する条件として、更に、次のような原因も考えられる。即ち、毛の繊維は表面をケラチン質で

固く保護され、その上をろう質で覆われているのに対し、絹は反対に、保護質はほとんど除去

された上に、微細繊維束からなっている関係上その表面積は著しく広く、したがって、外部変化

を受けやすいのみならず、その間隙に異物を包蔵し易くできていること等の影響も大きい。

この他に、蛋白質を黄変させやすいアルカリ処理を、精錬工程において、かなり強烈に受けて

いること。生地反に加工されることの多い蛍光増泊剤が、これまた、それ自体が黄変しやすい

のみならず絹繊維を黄変させる傾向さえも無いとはいえないことなど、絹和服は、黄変しやすい

素質を十分にもっているといっても過言でない。これに対し、黄変防止のための加工処理として

は、基本処理、後加工処理のいずれも、特筆すべきものは未だに開発されていないのが現状であ

るから、クリーニング処理を行うに際しての、黄変防止に対する心構えとしては、急激な黄変

および局部的黄変を防止するよりあらゆる配慮をしながら、処理を行うことが、そのすべてと

いえる。以下、現在絹和服の標準処理といわれる石油系溶剤処理の例について述べる。

② 絹和服の洗浄と黄変防止

 (a) 溶剤処理に繊維に与える影響

 ドライクリーニング溶剤の作用が、絹繊維に変質を与えるという報告は、実用および試験の

 結果のいずれにおいても、未だ行われていない。しかし、生地のぬめりの消失や、加工の脱落を

 防ぐためには、石油溶剤の場合でさえも、夏期には溶剤冷却装置が望ましいとされており、した

 がって、パークレンなどによる処理に際しては、この点に関して十分な対策を講じる事が必要と

 思われる。

 (b) 洗剤処理の絹繊維与える影響

 しみ抜き用の水溶液洗剤としては、絹練用マルセル石けんが、仕上りの風合いの良さと、

 石けん自体の焼けの少ないことから、古きから賞用されている。しかしながら、アルカリ性で

 あるから、使用後に水を用いて十分にすすぎ出す必要のあることはいうまでもない。

 一方、ブラッシング用のドライ洗剤も、絹用として黄変のおそれのないものを用いるべき

 ことはもちろんであるが、すすぎを容易にするための方法としては、あらかじめ生地を清浄な

 溶剤で濡らすことにより、微細繊維束の間隙を溶剤で満たしてから、ブラシ液を用い、

 処理後は乾かないうちに、ただちに、ワッシャーに投入して十分にすすぐことを基本とする。

 この際に使用するブラッシング液に、水を使用する事は洗浄効率からいえば望ましいことは

 いうまでもない。しかし、ブラッシング液かもし乳化状態(外観は透明でも)であるときには

 溶剤中に投入して希釈されれば白濁状態を呈し生地に洗剤が粘着するおそれもあるので、

 被染物の乾燥度を

クリーニングの基礎知識  P275

十分に考慮すべきものであり、これらの管理できない状態ならば水を含ませた溶剤による

ブラッシングは不適当と思われる。

(c)  溶剤管理

絹和服の洗浄は、ブラッシングに重点がおかれ、ワッシャーにおける処理は、すすぎを目的と

しているので、短時間で十分なすすぎを行なう必要がある。したがって、溶剤の清浄化が迅速に

行われることが、必須条件となる。ワッシャー中の溶剤が、ほぼ清浄化されるためには、少なく

とも約7回程度溶剤が循環する必要があるとされているが、絹和服のクリーニングにおいては、

さらに短いすすぎ時間に、それが可能なようにポンプ、フィルターの能力を設置し、沪過はもと

より、吸着剤による溶剤の清浄も最高度に発揮できるような設備が必要である。

③ 機械操作

 (a) ブラッシングにおける、毛羽立ち、糸寄り、加工の脱落の防止

ブラッシングは、繊維表面の汚れの除去効果が大きいのみならず、微細繊維束の間隙に滲み

込んだ汚れや洗剤用液をしごき出す効果も大きいので、絹和服のように、もみ洗いを嫌う衣料に

対しては、有効な汚れ除去方法とされている、ただしこの際に、生地の毛羽立ちや糸寄りを防ぐ

ためには、生地表面がたて糸勝ちになっていることや、たて糸に較べてよこ糸の密度が多いこと

などを利用して、刷毛を前方に寝かせ、刷毛先に神経を手中させるような気持ちで、たて方向に

軽くブラッシングすることがなど、十分な注意を必要とする なお、これでも危険な場合には、

ブラシで軽く叩くことが良いとされ、これに適した種々な形のブラシも考案されている。

ブラッシングも、このような注意と熟練をもって行なえば、ワッシャーもみに較べて、汚れの

除去効果が大きい割合に、加工剤を少なくできる。しかし、金銀粉、金銀箔、顔料加工などの

接着剤が、生地の硬化を嫌って、固着が不十分であったり、あるいは軟化または脆化していたり

すると、ブラッシングのみならず、畳んでネットに入れた上でごく軽いワッシャーすすぎを

行なってさえも、表面加工が脱落したりする場合があるから、再加工が必要となってくる。

(b) すすぎ、乾燥

前記のように、すすぎに際しては、表は内側に畳んで、ネットに入れてワッシャー中で数分、回転

させながら、高数位ですすぐ。乾燥もタンブラー乾燥は厳禁であり、吊り干しによる自然乾燥が

望ましい。

④ 仕上げ

仕上に際しては、一般に、蒸気アイロンが用いられる。しかし、縮緬や朱子のような、ふくらみ

のある風合いを生命とする生地に対しては、アイロンを軽く浮かせて蒸気を吹かしながら整える

のが、普通であり、特に、襟、袖、裾、および縫目のふくらみはこれをつぶさないように、蒸気

を吹かすのみで整えるか、止むを得ない場合には、蒸気を止めて、アイロンで軽く抑えることが

行われる。全体の収縮に対しては、あらかじめ、広範囲に引張って伸ばしておき、そこに蒸気を

かけてセット

クリーニングの基礎知識  P276

することが好ましく、アイロンを用いて部分的に、伸ばすことは生地のふくみをつぶす危険が

あるので注意を要する。アイロン温度は、絹に対する適温とされている150℃よりも、できるだけ

低くして、後日の経時黄変を防ぐような配慮が望ましいが、その場合にも、ドレインが滴下しない

ように注意をようする。

⑤ 保存

絹和服の保存に湿気を避けるのは、かびのみならず、黄変の予防からも、重要なことであり、低湿

低温でかつ、温度変化の少ない場所に格納することが必要である。ポリ袋に密閉したまま保管する

ことは、かえって、低温時には、多湿となるおすれがあり、しかもその対策として同封される

シリカゲルなどの吸湿剤も量的に十分でない場合が少なくない。したがって、一般には、タトウ

紙に包んで、防湿性の桐箪笥に格納し、気候が涼しくなる時期の秋に、乾燥した日を選んで、

通風乾燥(虫干し)を行うなどの配慮が必要である。絹和服は防虫よりも、防かびを主眼とする

ことが必要であるが、防虫剤にパラジクロールベンゾールを用いる場合には、ガスによる変色の

危険がある場合を考慮し特に、衣料に接触させることは禁物である。また、通風乾燥も公害の

多い大気中では、環境を考えなければならない。最近は折り畳んだ衣料の周辺部が格納中に

変色するなど、ガスに関係した格納中の事故が増加している。

 

幼少の頃から、家業の現場で育って、三歳の頃より家業の手伝いをしていました。

高校卒業後の昭和55年3月26日(水)大安の日に着物の丸洗い(クリーニング)としみ抜きの

技術習得の為に大阪に修業に行きました。

三年間で学んだ事を振り返ると学んでいた事がこの本に書かれていました。師匠もこの本を

読んで学んでいたのではないかと、思いを巡らしました。

あの頃を思い返すと丸洗い(ドライクリーニング)の機械はオープンワッシャーでしたし、

ノンソープで洗っていました、この50年で機械も洗剤も随分と進歩しました。

仕上げ台も修行当時は最初は手製の仕上げ台でバキューム仕上げ台の試作機が作業場にありました。

翌年に最新のバキューム仕上げ台が導入されて、収縮した着物の仕上げが随分と楽になりました。

現在の仕上げ機はアパレル機で使用されている高性能モーターによるサクション機能(吸引)と

ブロー機能(吹上)の導入によりさらに素晴らしい仕上げができる様になりました。

着物のお手入れも洗い張りから、丸洗い(ドライクリーニング)へと変わって行き、

さらに仕立て上がった状態での水洗い(ウエットクリーニング)が全てではありませんが出来る様に

なりました。洗い張りと丸洗いの良いとこ取りが出来る様になり、また一歩進みました。

先人の苦労とこの50年の進歩を再確認出来ました。

 

着物のお手入れと洋服のメンテナンスは

厚生労働大臣認定一級染色補正技能士と

クリーニング師のいる 

山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。

〒062-090

札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号

電話011-811-6926 FAX011-811-7126

営業時間 9:00~18:00

休日 日曜・祝日

メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp

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