皆様こんにちは
山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。
加工屋さんから湯のしの反物にしみが付いているので
しみ抜きの依頼が来ました。
小紋表 蛋白しみ 生地表側 Before
小紋表 蛋白しみ 生地裏側 Before
新反の仮縫いを解きロックミシンでは縫い後にしみを発見して水の形と思い水を掛けたが
取れなっかったと伺いました。しみは蛋白質のしみでしたが、新反で染めの最中か、仮縫い仕立て後
あるいは、商品になってから小売店にて展示最中に付いて物と思われます。
小紋表 蛋白しみ しみ抜き後 after
油性処理と水性処理後に蛋白分解酵素を塗り蛋白質しみを取り除いていきますが、
なかなか落ちませんでした。蛋白質のしみに熱を掛けたり(アイロンや湯のし等)を掛けたり、
しみ抜きでアルコールを使用したりすると蛋白質が固まり蛋白分解酵素が効果が出づらくなり、
落ちづらくなります。
このしみも落ちづらく、時間が掛けて何度も処理して綺麗に落とす事が出来ました。
北海道や東北や関東はいくらや筋子(鮭の卵)を良く食べるますが、
近年回転寿司にて全国的にいくらや筋子が食べられる様になりましたが、
食べこぼしで衣服に付き、濡れている時は水洗いですぐに落ちますが、
乾いてしまうと、普通に洗濯しても落ないことが多いと思います。
あるしみ抜きのグループのしみ抜きの卒業試験はいくらや筋子になっています。
もし衣服に付いた場合は、おしぼり等でこすらずにつまみ取って下さい。
着物やシルク製品はご自分で処理せずに、信頼のおける業者の任せる事をおすすめ致します。
信頼の置ける業者がわからない場合はご遠慮なく当店をご用命下さい。
着物と洋服のしみ抜きは
厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる
山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。
〒062-0902
札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号
電話011-811-6926 FAX011-811-7126
メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp
ホームページ http://328senpo.sakura.ne.jp
営業時間 平日(月曜~土曜) 午前8時~午後6時
休日 日曜 祝日
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