皆様こんにちは
山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。
いつも当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
厚生労働大臣の基準による知事の指定研修である3年に一度の第12クール
クリーニング師研修を受講してきました。
クリーニング師研修 第12クール 受講票
三年に一度で12クールなので、第1回はもう36年前になります。
最近は受講生も減って来た事を以前伺いました。
クリーニング師研修 第12クール テキストと日程表
成田冨貴子講師
クリーニング師研修会はオリエンテーション後に繊維及び繊維製品の講修を
カクサダクリーニング(株)常務取締役の成田冨貴子講師が行いました。
45分の講習の中でポリウレタンの寿命が3年間の事を特に強調していました。
御池康道講師
次の洗濯物の処理と洗濯物の受け取り、保管及び引き渡しの講義は(株)オイケクリーニング
代表取締役の尾池康道講師でした。現役でお仕事をしている方なので現場のお話を色々と
お聞きしました。
斉藤聡講師
最後に衛生放法規及び公衆衛生(応用編)の講習を(公財)北海道生活衛生営業指導センター
専務理事斉藤聡講師が話題になった感染症としてリネンで洗ったシーツやタオル等を介して
感染したセレウス菌の事例を紹介して下さいました。
セレウス菌は発育環境が悪くなると芽胞と言われる堅い殻に覆われ、クリーニングの一般的な
消毒方法(加熱、乾燥化学薬品)などに対して強い耐性を示し、環境が良くなうと、発芽して
増殖する環境条件に対応能力が極めて高い細菌です。一般的な消毒のアルコールや塩素系消毒剤
では消毒出来ずに、蒸気消毒で120℃以上20分以上の湿熱が必要、又は100度30分以上の加熱が
必要との事、この事はリネンクリーニングでは現実的な消毒方法ではないので、
令和4年9月21日厚労省通知にて追加された消毒方法が「過酢酸」での消毒が現実的とする
厚労科研の報告を紹介していただきました。
医療機関や養殖の動物や魚に対しての抗生剤の乱用使用による病原菌の耐性問題だけで無く
身近な医療機関のシーツやタオルの汚染問題を聞いて大変勉強になりました。
クリーニング師研修 第12クール修了証
今回の講座で三十数名の受講者が居ましたが、継続受講者は十数名とお聞きしました。
半日の研修会でしたが、知識のアップデートになって意義のある研修でした。
アフターコロナで少し経済が上向きになって来ましたが、ウクライナ戦争や
中東紛争による第三次世界大戦が一触即発状態になっている事による胸の痞えが
切なくなっていますが、今日から年の瀬に向かって頑張って行きます。
厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる
山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。
〒062-0902
札幌市豊平区豊平2条2丁目2番20号
電話011-811-6926 FAX011-811-7126
営業時間 9:00~18:00
休日 日曜・祝日
メール mitsuyasenpo@train.ocn.ne.jp
ホームページ http://328senpo.sakura.ne.jp
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