思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

清廉潔白とは思えない

2006年06月18日 | Weblog
日銀の福井総裁。
村上ファンドに1千万投資していた。
そして高額の配当を手にしていた。
小泉首相は、何ら方法を犯しているわけではなく辞任のことは考える必要が無い旨の発言をしている。
受け取った配当は数年間、ある年は数百万、ある年は数十万円といっているから、べらぼうな高額配当だ。
投資した1千円はおそらく数千万円に化けているのだろう。

清廉潔白であるべき日銀総裁が裏ではとんでもない金儲けをしている。
法は犯していないかもしれないが、国を率いる金融の頂点に立つ人が村上ファンドに投資しているとあればファンドの人気と信頼性は高まる。
意識は無かったとしても1事業家を応援して利益をもたらし、自分もその恩恵にあずかったことになる。

金持ちは金に汚い。
金持ち同士が手を取り合って儲ける仕組みをつくり更に儲けようとする。
株で大儲けするのは一番汚い。動かせる金が大きければ儲けも大きい。

貧乏人のヒガミかな。

企業のエゴ

2006年06月18日 | Weblog
エレベーターでの死亡事故が話題になっている。
特に気になったのはエレベーターの保守点検を請け負っている会社の発言だ。
保守点検の会社は市場競争で入札を通して契約価格はどんどん下がっているという。
安いに越したことは無いが、現実には驚くべき問題が起こっている。
製造メーカーからはエレベーターの設計図は企業秘密を理由に殆ど提供されないというではないか。
エレベーターはコンピューター制御されているから、設計仕様が分からなければ保守点検しようがない。
事実、保守点検は形だけのものになっているみたいだ。
動かしてみて正常に動けばそれでOK、異常があったとしても中小の保守点検会社は対処のしようがないという恐ろしい事態になっている。
仮に一部原因が分かったとしても、メーカーから補修部品を手に入れるのは大変だという。

これは製造メーカーが保守点検業務も系列会社で高値で独占したいという企業のエゴから来るものだ。
人命を運搬するエレベーターは公共性を有する運搬具だ。
製造メーカーの情報開示を義務付ける何らかの法的規制が必要に思える。
人が亡くなった以上、それくらいの強行法規が必要だと思う。
人の命と企業の利益、人の命の方が重いに決まっている。