岩手・山田町の津波避難訓練
11月5日(木)
(今回の訓練では次のような水門閉鎖などのハードの試験はないようだが…)
本来なら大津波の予想される全国瞬時警報システム(Jアラート)による緊急地震速報では、警報と同時に全県で一斉に河川水門、防潮堤陸閘が閉鎖されて津波の侵入を防ぐことになる。避難訓練では特に防潮堤の海側にいる人は陸閘が閉まる前に避難しなければならず、そのような訓練も全町一斉の避難訓練と同時的に実施する必要がある。
気象庁が発する緊急地震速報は、盛岡県庁の指令本部が受け、人工衛星を経由して県下の各水門および防潮堤陸閘を一斉閉鎖する。その際に個別の水門および個別の防潮堤陸閘は人工衛星の電波指令をパラボラアンテナでキャッチして閉鎖作動する。このJアラート発信から県庁の指令本部受発信、沿岸各地の個別パラボラアンテナの電波受信、陸閘門扉自動閉鎖の一連の実験・試運転もこれから定期的に実施していかなければならない。
※ 下の水門、防潮堤の写真の上方に見えるのが人工衛星を向いた円形のパラボナアンテナです。
水門閉鎖用のパラボラアンテナ(大沢川)
陸閘閉鎖用パラボラアンテナ(織笠地区)
つづく