田老「第一防潮堤」の今(1)最近、田老を再訪して、初めて防潮堤の上を歩いてみた。第一防潮堤はほとんど損傷がなく、完成した当時の姿のままであった。やはり被災地見学の団体が説明を聞いて回っていた。上を歩けるのは第...
このシリーズ、田老「第一防潮堤」の今(1)~(16)、をリンクを辿って飛び飛びでも目を通してほしい。
公共工事に翻弄される宮古市田老地区の本当の悲劇が見えてくる。
この第一防潮堤の復旧工事は、本当のところは、第一防潮堤の岩手県県土整備部による弱体化工事ないし破壊工事であった事が分かると思う。3.11の大津波に耐えて残った現役の「防浪堤」が津波でなく人間の手によって無下に壊されたといっていい。
この問題は未解明のまま今もつづいている。一つはそのものの問題として、もう一つは防災についての防潮堤のあり方の世紀的大きな問題として…。