現在の鍬ヶ崎区画整理工事(撮影F.K子さん 2014.10.18)
鍬ヶ崎は緑の回廊になってて、人が住んでないことをいいことにやりたい放題で、車で走っていて気持ち悪かったです。
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(図はJAF 機関誌「ジャフメイト」 2014.11月号より)
「世界の大都市のまねごと」「被災地には似合わない」
珍しくていい、出来るからには安全に使いこなさないと…
ロータリーと言ったり、サークルと言ったり、環状交差点と言ったり…
どんな経過で鍬ヶ崎にラウンドアバウトが?
いずれにしても鍬ヶ崎地区の土地区画整理の副産物で、請け負ったコンサルタントなのかUR都市機構なのか分からないが、若い設計者が思いつきで、あるいは惨めな被災地の余裕のシンボルとして発想したものであろうと思う。宮古市が外部業者に鍬ヶ崎区画整理の設計を丸投げした関係で、設計の意味も、役割も深く追求される事はなかった。災害に強い交差点とか他の都市の写真を広報みやこに載せた程度で、それがどんな意味を持つのか未だ不明である。
鍬ヶ崎のアワイコの整理(一掃)や換地、減歩、買い上げ等に見る通り、もともと土地の狭い土地柄に大きなスペースを割く意味、が分からない。本当の余裕なのか?本当に災害用なのか?美観を求めてなのか?
中央の広い円形の島はどのようなデザインに? 花壇等のメンテナンスは?
ロータリーはもともと都会の混雑する自動車用交差点である?ので、時間で変わる信号がなく、地元の歩行者、よそからの歩行者、自転車・リヤカーなどには、必ずしも便利ではない。信号がなく歩行者は道を横断するのが怖くはないだろうか? 自転車・リヤカーは軽車両なのでクルマと一緒の道をぐるぐる回らなければならなくなる。広い交通スペースは地元の人的コミュニティ交流にも不便なような気がする
地元住民も個人個人の震災対応や防潮堤問題や住まいの問題でこのロータリーを考える余裕もなく、今日に至っているが、地元の人の感想の一つも聞きたいものだ…
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