道路事情さえ知らない県庁の役人が、防潮堤だ、水門だと勝手に他人の土地を掘り返している。ここは宮古市愛宕地区で国道45戦を離れて鍬ヶ崎地区に入って行くほとんど唯一の取り付け道路。防潮堤のためか、閉伊川水門のためか知らないがクレーンや工事のごちゃごちゃで狭い道をますます狭くしている。計画性のない行き当たりばったりの馬鹿者たちのやり方だ。これでは鍬ヶ崎の産業も宮古港の荷捌きも先細りだという事が誰でも分かるだろう。巨大構築物だけが残り道路はますます狭くなるからだ。浄土ヶ浜観光バスも通りたくなくなる、室蘭からのフェリーもここを通らないはずだ…。鍬ヶ崎の復興を口にする地元議員や役付き人間の無作為が一番悪い。
鍬ヶ崎のへえりぐず(入り口道路)がなくなる… F.kさん撮影(2015.7.3)
至る所に悪徳商人化した日本鋼管、UFE鋼管エンジニアリングの鋼管と中に詰める汚染コンクリートが打ち込まれている。いっ時カーテンで隠せば後は深い地下の中で迷宮入りだ。宮古市沿岸の地下は藤の川海水浴場、この閉伊川水門、鍬ヶ崎防潮堤、田老の新長城、…と、岩手県県庁と政商化した大手メーカーの利益に牛耳られて鋼管ないし鋼管杭の林立する迷路状態になりつつある。沿岸地域の地盤崩壊(比喩ではありません)が盛大に始まるというのに当の宮古市は工事のわずかナおこぼれに預かろうと小さくなっているだけだ。
醜いアモイ像を隠す緑のヴェール F.kさん撮影(2015.7.3)