昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

新西国33観音第4番水間寺

2016-01-17 | 歴史・文化遺産
新西国観音巡りは近年になって制定された。
ここ水間観音は河内の国にあって、関西の歴史ではなじみのある古刹である。
かつて、作家今東光が住職を務めた時代があり、多くの作品を残している。


庶民に愛される古刹である。



弥勒菩薩の生まれ変わりと言われる布袋さんが、本堂の向かいに祀られる。七福神の一人。


「お夏清十郎」の文学作品は、
姫路の宿屋「但馬屋」の娘「お夏」と手代「清十郎」の悲恋物語。井原西鶴・近松門左衛門・坪内逍遥らの作品に登場する。




裏門と言ううのか、門前に、気の良い女性の出す「ぜんざい」が美味しかった。


※ 新西国33観音巡りと言うのは、大正年間に関西の各新聞社が制定したと言う。


當麻(たいま)寺2

2016-01-16 | 歴史・文化遺産
東の端の仁王門から、境内は西の方へ少し上り勾配で続きます。

南側の丘の上も境内の中で、そこには西の三重塔が見えます。



片隅に手水鉢があった。尻尾のない水神様がお守りしています。




傍にもう一つの泉水がある。何と中央に中将姫が立っていた。ハスの花の上に、すっくと立つ。10頭身はありそう…。


彼女の由緒が銅板にあるが、さび付いていてよく読めませんね。
鎌足の娘として生まれ、迫害を受けながらも、当麻寺で尼僧になられる。29歳の春に往生したと言う。
この話は、謡曲・歌舞伎・浄瑠璃などでも上演されている。



台座の池には、赤い金魚が泳ぐ。




西の塔の九輪が見えてきた。ここの東西両塔の九輪は、数えてみるとそれぞれ八つの輪で出来ている。








當麻(たいま)寺1

2016-01-15 | 歴史・文化遺産
花の寺「石光寺」の南隣りの當麻寺(たいまでら)に向かいます。
腹ごしらと、山門前の食堂に入る。いつもここに立ち寄ります。

この店の前栽には、寒牡丹の立派なのがあり、侘助と言う名のツバキの品種で、花が全部は開かないのが鑑賞できます。





仁王門をくぐります。

阿吽の仁王様です。



西方浄土から奈良の都へ、阿弥陀如来が来迎すると言う古代貴族の信仰の山「二上山(ふたかみやま)」が裏山になります。
この二上山の鞍部から来ると言われていました。(阿弥陀来迎図など)



振り返って、西の方角を見ます。當麻曼荼羅のある本堂からの眺めです。遙か遠くに飛鳥三山の一つが見えます。



この地図では枠の外に曼荼羅のある本堂があるのですが…。



石光寺(花の寺20番)4

2016-01-14 | 札所巡り
 文字通りここは年中花が絶えることのない花の寺です。
ツバキかと、見間違えるほどのサザンカですよ。ばらばらの落花はサザンカと思うが…。
 花弁の落花の様子で判断すれば、花弁がバラバラになって散るのはサザンカ。花の頭がころんころんと散るのはツバキ。
この季節に咲くのはサザンカと思うが…。どちらか悩ましい花です。

では、この足元のこれは?



紅くて鮮やかなサザンカ。



横ではボタンが蓑笠の下で咲いている。花が見えなくても、心眼で御覧ください。




鐘楼の下でさく冬牡丹か寒牡丹。




やっと見つけた寒牡丹。




こちらも風情がありますね。天から降りてくる寒気をそっと覆うだけで、花期が早くなる。

石光寺(花の寺20番)3

2016-01-13 | 札所巡り
花の寺「石光寺」はこの時期、ロウバイが盛りです。

しかし、紅梅もある。



イースター島のモアイの様に存在する石仏が、真っ黄色のロウバイに囲まれている。




次々と来るカメラ愛好家の十人前後の人たちは、真っ先にロウバイの前に立ち、そして立ち去る。



いい香りが広がっています。実が成って、乾燥して、網籠の様になって空け空けである。



ロウバイは、食用にならないのか、鳥も来ないのか、そのまま…。



緑の松の枝越しに、黄色のロウバイが満開です。


石光寺(花の寺20番)2

2016-01-12 | 札所巡り
この不思議な花は??
この宇宙船のような丸い球状の花なんです。これは実のなる花の集合です。
中央に雌蕊の先端(花柱)が出ているでしょう。


種子のできる花の外周に大きな花弁が取り巻いていました。今は花弁一つの花と満開があった。


どうもハナミズキのような花だったらしい。冬になっても、花の名残りが残っている。
樹液はかなり粘性のあるものでしょうね。



スイセンが可憐に咲いている。



大きなツバキの花ですね。




避寒ザクラか?まだこれからが「寒の入り」だと言うのに。


※ チームで来るカメラマンが4-5組も訪ねてやってきた。
  当blogでも何回もアップしていますので、blog内検索ででも覗いてください。

石光寺(花の寺20番)

2016-01-11 | 札所巡り
暦の上では寒中と思うのに、春うらら気分での毎日です。

平成5年に始まった関西花の寺25所の第20番の石光寺訪ねました。奈良県当麻寺の北隣にあります。
中将姫物語などで、良く知られている当麻寺の国宝曼荼羅の糸をハスの糸から紡いだといいます。



いつも閉まっている門?の格子戸の前に、砂山があります。「想観の砂」と言う名です。





境内に入って直ぐに、「紅丁字」という花が咲いています。普通は「丁子」と書く。
袋状の筒状の花が付いていました。香りがよく、蕾をを乾燥させて生薬に用いる。




他の赤い釣鐘状の花が一緒に咲いています。




蕾の時が可愛いですね。ときどきお参りしますが、初めて出会ったような…。



冬の鳥たち

2016-01-10 | 自然界
水鳥がなにしてる?
キンクロとかオナガガモとかうじゃうじゃいる。種類はそれほど多くないですね。





岸辺から離れて、群れていますね。



これは数十年前に撮った写真ですが、ススキの中で塒を作って動きません。まさか卵を抱いている?
まさか子育て? 疑似抱卵だと学者は言っていたが…。
当時、雛のコブハクチョウはときどき見かけたものでした。


悟りを見たか

2016-01-08 | 歴史・文化遺産
ご霊験あらたかな厄神さんの暦よりアップします。どれも、それぞれ味があって一年間納得しながら生きていたい。



感謝の心と微笑みが宝物です。




笑顔もそうですが、慈しみを忘れずに…。




感謝を忘れずに、丸く丸く、優しさの中で生きていたい。

昼の公園に花が咲く

2016-01-07 | 動植物
大きなダリアで、その名も「皇帝ダリア」


夜だけでなく、夜も昼も、夕方も咲き続けている。昆虫も来ぬのに…。



これは
花は落ちても、萼がその跡を継ぐように、身代わりになって頑張る。ユリノキ、またの名をハンテンボク。
葉の形が半纏に似ている。最近街路樹で見かける。ちょっと見るとプラタナスに似ている。
 昔、街路樹の剪定をしている植木屋さんに、名を尋ねると、「プラタナス」だと言う。その隣にはプラタナス並木があった。
花がチューリップに似ているので、チューリップの木とも言う。(北米原産)



地面の上で、元気なのはハボタン。



公園の外周道路は、車の来ない散策の道。舗装はあるが…。サザンカが赤い。