昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

四万十川の流れに沿って

2012-06-30 | 国内旅行
四万十(しまんと)川の広い流域の中の一つを訪ねます。

その源流に向かいます。




朝、須崎を出て、国道56号線の峠道で「七子峠」から北に向かい、一つ目の交差点(青○)に着いた。





橋から上流を見る。四万十川の流れは、梅雨の為もあるだろうが、滔々と水の流れが速い。ホタルが出そう。





橋の中央には、四万十川観光のプロムナードの広場がある。さらに下流にも、旧の橋が架かっている。





大きな新しい橋の袂には「四万十川」の文字が見える。




こちらの橋は生活道路になっているようだ。




七子峠方面を振り返ると、左が源流方面。右が約100mの位置にある大野見庁舎がある。




新しい橋の付け根の部分に青い鳥「オオルリ」の絵が描かれている。大野見町のシンボルである。





高樋(たかひ)の沈下橋が最も有名で、さらに「源流の家」も同じ方向だった。逆の方には「四万十民族館」があるという。





この掲示板の方がよく判る。「民俗館」「源流の家」も「高樋の沈下橋」もある。


土佐に沈下橋を訪ねる(1)

2012-06-29 | 国内旅行
明石海峡大橋を渡って、淡路を通過して、大鳴門橋を越えて、少し高松道を走って、徳島道に乗り換えて、高知道を走り、さらに西の須崎市に着いた。家を出たのがam11:50で、須崎にはpm4:00だった。



明石海峡大橋(橋は明石市でなくて、神戸市垂水区から出ているので、明石大橋とは言わない)

こちらは大鳴門橋(鳴門大橋とは言わない)





ここは須崎市である。須崎プリンスホテルに予約を入れる。道は更に西へ四万十(しまんと)市まで開通している。




道の駅はカワウソの郷としても売出し中である。ぬいぐるみのカワウソもいる。
 





誰が作ったか、木彫のカワウソの置物。





ここは土佐の国、どちらを向いても坂本竜馬のお土産が並ぶ。


レストランは海の幸が美味しそう。





今は絶滅したと言われるカワウソの写真が掲示してあった。

ニホンカワウソがいなくなったと話題になったのはごく最近のこと。


四万十川が、清流に戻ったとしてもカワウソは戻らない。







バイバイ

栂池湿原と天険親不知(fromAlbum)

2012-06-28 | 国内旅行
乗鞍からの帰途、日本海回りで関西に帰ることにした。以前からの望みだった栂池自然園に向かう。

位置で言うと、白馬大池・南小谷あたりから白馬山系の斜面を西に上がる。

栂池(つがいけ)高原からバスで自然園まで上がる。ワタスゲの白い綿帽子が印象的だった。





自然園のバス停である。





遠くに白馬岳の山の斜面が望める。




コバイケイソウも花が終わり、今は水芭蕉の葉が青々としげっている。青いアヤメの仲間がちらほらと見える。




ワタスゲの綿帽子が一面に拡がる栂池自然園。池の周りには水芭蕉が茂る。








僅かに見つけたキヌガサソウ。





糸魚川に出て、高速を通らずに8号線を親不知に向かった。すでにこのころは、国道の整備も進んでいる。

「天険親不知:名勝文化財」とある。8号線バイパスが出来て、旧道の入口はここから入る。






旧道はよく整備されて、展望台があったり、案内板があったり、全国「道百選」に指定されている。





道百選を示す掲示板がある。「親不知、子知らず」と言われる由来がある。




左:展望台から見る海岸線。足が震いそうである。

  ここに至る歩道が横についている。しかし、登ってくることを考えると足が向きませんね。

右:天険の崖の上から、東の海岸を望むと、陸奥の果てまで続く海岸線が見渡せる。

  国道8号線が、崖の斜面の途中に走り、トンネルの窓が続く。


昔、波打ち際を歩きかけたことがあった。100mほど行って引き返した。

乗鞍高原と畳平(fromAlbum)

2012-06-27 | 国内旅行
北軽井沢の翌日に、乗鞍高原に泊っている。まだマイカーで、畳平まで乗り入れが出来た時代だった。

平湯峠から乗鞍高原に抜けたりできた時代だった。

案内板が判り難いが中央の池が畳平の場所であり、乗鞍岳の登山路の入口である。

ハイキング気分で頂上の3026mまで登っていた。






東の麓の乗鞍高原から見る乗鞍山頂。






当時は牛の夏場の放牧があった。






見ていると、知らず知らずのうちに牛が次第に傍にやって来る。

大きな目玉でちらりちらりと視線を飛ばしながら、草を食みながら近づいてきて圧倒されそうになった。






今でいうと、国民休暇村の辺りからの展望。

乗鞍高原からのハイキングの人たちが歩いているのが見える。

車で十分に走れる道路が続き、途中のハイマツの中でごそごそ動くのはライチョウであった。






駐車場の広場では、行くたびに同じ場所で花咲くコマクサの株がある。今年も立派に咲いていたのでした。







雪渓の残る駐車場から小さなピークに登ってみる。正面は乗鞍高原のある方面、美ヶ原あたりの峰々が見える。







北の方角には、平湯峠に向かうドライブウエイが走っている。






はるか彼方で、白い雪渓が見えているのが岳沢で、右の前穂高、中央の奥穂高、左方のやや標高が低いが西穂高岳が一望できる。

その少し左方の奥でとがっているのが槍ヶ岳である。


カワウソ

2012-06-26 | 国内旅行
梅雨の晴れ間か、台風一過の天気の回復を期待した積もりが、ホテルのテレビの予報によれば天気回復の見込みなし。
午後からよいお天気だったのが、土佐路に入って雨になった。明日はどうなることか。
カワウソの住む自然はなくなってしまった。
カワウソの郷と名のある四万十川観光の玄関、須崎に泊る。
折しも、ロンサムジョージの種が絶えたと聞く。ちょうど万年目だったか。悼!

JRと碓氷峠(fromAlbum)

2012-06-25 | 歴史・文化遺産
前回のブログ、陸奥で歩んだ旅のコースは、山形-蔵王-出羽三山-谷川岳-軽井沢-中央道-名神高速など、走り回った。

ところが、Albumを繰ってみると、この陸奥の旅の半月ほど前に、ドライブに出ていた記録が残っている。

北軽井沢のペンションの宿泊が取れたと言うので連れて行ってもらう。

軽井沢近辺にも白糸の滝がある。富士山麓のそれよりも1/3くらいの規模だが…。行儀がよい滝である。





熊野本宮を勧請したお宮がある。






別荘地の道を上がっていくと、中仙道の碓氷峠の最高峰に出た。群馬と長野の県境である。ここに立って、眼下の広大な関東平野の眺めに感動した古人の旅人だったと思う。







ヤマトタケルもここに立って東国を振り返り、更に少し西に行って嬬恋村で浅間山を右手に見ながら「あずまはや」と叫んだのである。






史蹟「碓氷峠関所跡」がある。門だけが復元されている。






車で、一気に関東平野に旧道を下ってみた。







信越本線のJRの線路跡が残っている。それはスイスの山岳鉄道の雰囲気である。






今やそれは立派な歴史の足跡である。そのまま残されている。時々旅のツアーのコースにも入っているようになった。



谷川岳を望む(fromAlbum)

2012-06-24 | 国内旅行
谷川岳の相次ぐ遭難が話題になった頃だった。
 
どこかに一ノ倉沢の写真があったので、見つけた時にまたアップします。


海抜2000m弱、それほどけわしい山でもない気がするが、交通の利便性があるのか、訪れる人が多い。





先ずゴンドラで、標高を稼ぎます。




次にリフトでさらに上に向かいます。




振り返れば、リフトの乗り場が見える。ここはスキー場に違いない。




リフトの足下にはヤナギランとヨツバヒヨドリが満開です。




ヨツバヒヨドリの群落はここが有名です。





山の守護神と湧出する霊水です。






前方の尾根筋に見える山道までは行って見たが、実に気分がいい。

一瞬のうちに、遠くの谷川岳の頂上は霞がかかって見えなくなったが、その時に見えた登山道は頂上付近まで一目瞭然で見渡せた。

これを登るならば、一歩ごとに視界がきき、気分がいいことでしょう。


月山(fromAlbum)

2012-06-23 | 国内旅行
月山を少し味わってみようと、車を置いて、山道を行きます。遙かな昔、高原地帯を歩いたことがしきりに思い出される一瞬でした。

どこまで行けるかと思いきや…。




歩く道沿い、エゾノツガザクラでしょうか。深いガスで周囲の山の姿の見えぬままに、慰められる。





これも高山ではよく見かけますね。




やっと「中之宮」まで来ました。まだまだ5㎞というと、本格的な登山になりそうだったが、もう少しだけ行って見た。





雪渓が見え、ガスが濃くなってきた。登山の人の姿も目につかない。





しかし、ニッコウキスゲがあって、白いワタスゲがあって、湿原が見えて、高山の雰囲気である。


そして次の湯殿山であるが、この信仰の山は拝観受付を過ぎると裸足になって上る。

信仰の山だから、写真撮影は一切禁止である。

そして、ご神体まで行くが人型の紙を川に流したりはするが、一切、それらについて他人に語ってはならない。

勿論ご神体そのものも語ってはならないと言う。話したくてむずむずするが…。良くないことが起こると言う。

出羽三山(羽黒山・月山・湯殿山)fromAlbum

2012-06-22 | 国内旅行
 出羽三山の名ばかりの訪問をします。

羽黒山の宿坊で、枕元の仏様に見守られながら、一夜を明かし、翌朝から動きます。

少し小さいですが、、羽黒山、月山、湯殿山のパノラマの案内図がある。

左下隅に「羽黒山五重塔」が見えます。





羽黒山への山道の入口の山門です。ひっくるめて出羽三山神社になっている。




山門をくぐっていったん谷に降りると、山上への山道に続く。赤い神橋があり、水垢離をする滝がある。

実はこの滝、夕方、時間が来ると水が停まる。??。



深い森の木立の中に、五重塔が立っている。深山に立つ五重の塔が、スギの大木に包まれて、深遠な風景になる。




雑念が吹き抜けていくような、山の神に出会うような、神秘的な空間が広がります。
 





この地方では数少ない国宝の一つである。




山道の階段を避けて、ドライブウエイで山上の三社神社などを拝観する。





本堂の扁額には、三社の名がある。




立派な檜皮葺の拝殿である。





ところで、このカザグルマが、参道とか墓前とかに並んでいるのに、珍しさを感じたものでした。青森恐山でもそうだった。





蔵王と出羽屋(fromAlbum)

2012-06-21 | 国内旅行
 蔵王のドライブウエイを上がったが、蔵王の「御釜」という噴火口はガスの底に沈んでいて見えなかった。

少し標高を下げると雲の下になり、荒々しい火山の山肌が見え始めた。




森の中から落ちてくる滝が見えてきた。





溶岩の大地を縫うように逍遥路があり、そこには柵がある。濃霧の時の道しるべになる。





足元の火山の跡も生々しい溶岩の広場には緑の植物が点々と散らばっています。

花が咲くまで10年以上はかかると言う絶滅危惧種のコマクサがあった。

以来20年、今ではもうどれも花を付けていることでしょう。


蔵王温泉の外湯に浸る。ここの泉質はPH2.0だと聞いてびっくり、強酸性である。目じりが少しヒリヒリ…。



山形から寒河江(さがえ)に向かう途中に山菜料理を扱う店があった。

 昔、山形から寒河江に鉄軌道が走っていたと言う。

ここの出羽屋の主人の私財を投げ打っての鉄軌道だったが、時代の流れの中で、廃線になったという。

この店は、その会社の社長さんの家だったと言う。





立派な前栽を持つ庭です。






もう午後になっていて、客は他にはいなかった。






まさに本格的な山菜御膳でした。鹿も食べたか、熊も食べたか。





まさに健康食ですね。





地図を出してきました。枠で囲みましたが、「山寺」から山形の街を通過して「寒河江」に向かいました。

次は出羽三山(羽黒・月山・湯殿さん)を訪ねます。