里山十帖は、ルームチャージ(1泊朝食)+夕食代という「泊食分離」の温泉宿。
夕食を宿でいただく場合は、「里山十帖」12,800円か、ショートコースの「早乙女」7,800円を選ぶことになります。
あたくしは一休でおひとりさまプランを予約したので、デフォルトが12,800円のコースでした。
17:30~と19:45~の2部制で、チェックインの際に早い方をお願いしました。

のんびり温泉につかってから、プライベートダイニングへ。
個室なので、一人でも気兼ねなく、自分のペースで食事ができますね。

大沢山の湧き水 超軟水
なんと、ハッピーアワーで飲み物が1杯サービスされるとのこと。うれしい♪

梅酒のソーダ割りをいただきながら、ディナーのスタート。
こちらのお食事は、オーガニック野菜が中心で、調味料もすべて天然醸造&無添加。
ゴーカな温泉旅館のお食事とは全く異なるコンセプトのコース料理です。
「新潟自然派ワインのマリアージュ(3種)」5,000円(税別)も追加しちゃいました。

「里山の恵み」名残の山菜5種
ねまがりたけ、こしあぶらのナムル、ウドの葉のきんぴら、わらび、新玉葱ときゅうり
前菜から里山感たっぷり!

「魅惑の香り」里山ハーブガーデンからの摘みたてサラダ
ビジュアルが畑です(^^; 土みたく見えるのはカカオ。
ひよこ豆のペースト、イタリアンパセリ、バジル、ナスタチウムなどのサラダ。

「素朴の味をそのままに」津南産アスパラのすりながし
緑がきれいですね~
アスパラガスが苦手な方にはつらいだろうな~と思っちゃうほど、アスパラそのまんまのすりながし。

「海と山からのたより」佐渡ののどぐろと十日町梵天なすの握り
見た目はアナゴみたいな茄子の握り寿司!
とろっとして、うまかったです。今日の一番!!

「季節のスペシャリテ」へぎそば 山菜のラグーソース

山菜のラグーソースが意外と濃厚なお味で、ワインがすすみます。

と、ここで、一口ガスコンロと土鍋が目の前にやってきて、自分でご飯を炊き始めます。

やり方は係の方が丁寧に教えてくれるので、大丈夫。

「夏がゆっくりやってくる」新潟山海の佳肴 取り合わせ
栄螺のみそ焼き、鰊とヒメタケノコ、梵天茄子とソラマメのペースト、トマトのみりん漬け

ごはんが炊き上がって、まずは、“煮えばな”を一口いただきます。

蒸らす前の「アルデンテ」ですが、最もお米の甘味を感じることができるそうです。
この香りと甘みは、目の前で炊かないといただけないのですね。

蒸らします。

「杉料理」越後もち豚の杉スモーク 杉の新芽のピクルス添え スカンポとまたたびのソース
周囲の杉林から伐採した杉の葉でスモークして、杉の新芽と一緒に食べるという「杉料理」
杉を食べるのは、日本でこちらだけとのこと。

豚の脂と杉のピクルスとスカンポのソースがよくあいます。

「実はメインディッシュ」ごちそうごはん 味噌汁 香の物
新潟県南魚沼産のコシヒカリです。
南魚沼の中でも「西山」、西山の中でも「大沢・君沢・樺野沢」産が極上と言われており、こちらはその大沢。
ワインにたとえると「お米のロマネコンティ」なんだそうです。へぇ~~。

炊き上がったご飯は、つやつや!ぴかぴか!!
ただ、すでにお腹がいっぱいで、おかわりできなかったのが残念。
ご飯のおともが何かあればうれしかったかも。

お口直し

「自家製手作りスイーツ」あんずのタルト
ワイン3種は以下のとおり。

「ロゼ 2013」フェルミエ(新潟市角田浜)

「水の綾 シャルドネ」ドメーヌ・ショオ(新潟市角田浜)

「水の綾 カベルネソーヴィニヨン」ドメーヌ・ショオ(新潟市角田浜)
食事がおわり、つれあいと2人ではなく、1人で来て正解だったかもしれないなと思いました。
コンセプトに共感できる人にとってはたまらないのだと思いますが、共感できない人をうならせるのは、なかなかむずかしい。
「腸や肌にもいい料理」でデトックス感はたっぷりでした。
ごちそうさまでした。
★★★☆
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店名■早苗饗 (−SANABURI−)
住所■新潟県南魚沼市大沢1209-6
電話■025-783-6777