ずーっと昔からかわらない和菓子屋さん 巴屋菓子舗

　あたくしが幼い頃からすでに年季のはいっていた建物でした。ずいぶんと前から「菓」がとれて「舗子　屋巴」のままですが、お店はまだまだ健在です。久しぶりにお菓子を買いにうかがいました。開けにくかった入口の引き戸は、ちょっとだけすべりがよくなっています。

　ごめんくださぁーい！と2回ほど大きな声をかけると、奥から女将さんがでてきてくれました。
　ガラスのケースには生菓子が6種類あったので、1つずつお願いしました。1つ110円、6個で660円。店舗と同様に商売っ気のない価格設定です。
　プラスチックの容器などではなく、紙経木でくるんでからレトロな包装紙をかけてくれます。もちろんセロテープなんか使いませんよ。輪ゴムどめです。

●包装紙には「風味絶佳　萬人好菓　趣味乃甘味」の文字


●紙経木がいい味だしてます


　お菓子に銘はないのですが、もみじの葉をあしらったのと青りんごに見立てたのは今の季節らしいのかな？ねりきりの中はそれぞれ、白餡、こし餡、つぶ餡が入っていて、昔とかわらぬ甘さです。あんこ玉は、以前は小さいのが2つくっついたのがあって、コドモの頃は大好きだったな～。
　今回は「すあま」がなくて残念！いつまでもがんばってほしい和菓子屋さんです。

★★★☆
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店名■巴屋菓子舗
住所■千葉県佐倉市田町71
電話■043-484-1823