ということで.
皆さんお待ちかねの,気象庁の
全般季節予報支援資料3か月予報
が,7月25日に発表になりました~!!←いや,皆さんお待ちかねって…
そんな資料があることすら知らない人がほとんどだから…

まぁ,スキーシーズンにほぼ関係のない
8,9,10月の長期予想ですが,
私にとって10月下旬は,もうスキーシーズンが
始まる時期でもありますし.
資料をしっかり読み解けば,シーズンに
突入する11月以降どうなりそうかわかるかも…
ということで,今回はこの3か月予報資料,
FCXX93を,ざっくり読み解いてみました…!
…ただ,夏の天気がよくわからない私には,
上手く説明できない不思議な予想だったの
ですが…
まぁ,ぶっちゃけまとめていうと.
ラニーニャが終わって,エルニーニョに突入している
ということですね.

上のページの下のほうのグラフを
拡大してみると.
昨年はラニーニャが続いていたけど,
今年の3月からはすでにエルニーニョに
切り替わって,グラフはエルニーニョを
示す真っ赤に染まっており.
今年の3月から来年の1月まで,
エルニーニョが継続する確率が
90~100%と,来年までエルニーニョが
続くことが確実
…という予想でした…

この下のグラフで,
水色領域がラニーニャ,赤色の領域が
エルニーニョなんですが…
赤く丸をした今年の1月にはすでに
ラニーニャが終わり,3月から4月には
エルニーニョに突入していたようです…

えー.
ご存じの方も多いと思いますが.
エルニーニョの6~8月の東日本.
平年より気温が低くなる確率が45%で,
エルニーニョは冷夏となることが多く…

(以下,気象庁 エルニーニョ/ラニーニャ現象に関する知識 > エルニーニョ現象発生時の天候の特徴 ページより)
そして,エルニーニョの冬は.
平年より高温になる確率が42%で,
例年より暖冬になる可能性が高いという.
エルニーニョとは,スキーヤー殺しの
気象条件です…!(涙)

そう…
最近のエルニーニョで思い出すのは.
悪い意味での伝説となった2016シーズン.
過去のエルニーニョ・ラニーニャの
状況を見ると.
2015年夏は,エルニーニョ監視海域(ペルー沖)の
海水温度が平年比+3℃まで上がった,歴史上
ほとんどないような強烈なエルニーニョ
だったわけで…

(以下,気象庁 エルニーニョ/ラニーニャ現象に関するデータ > 監視指数 ページより)
その次の冬の2016シーズンは,
志賀高原でも40年以上ぶりという
激烈な雪不足により.
正月休みでもゲレンデは全面オープンに
ならず…
(2015/12/30の焼額オリンピックコース)

そして,4月20日過ぎには,すでに一ノ瀬
ファミリーがこんな状態になっていたという,
史上最低のシーズン.

これからのエルニーニョ予測の,
右側上の矢印に書いたように…
予想の最大値付近で遷移したら,
2016シーズンを思い出させる,
平年比+3℃近い温度になっちゃうんですが…!!!

とはいえ.
この夏の予報は,エルニーニョにしては不思議な
予想になってます.
本来ならエルニーニョって,下の図に示すように
冷夏になるはずが.

この3か月予報を見ると.
なぜか平年より気温が高くなる
傾向の予想になってますね…?

なんでだろ…?
と,いろいろ資料を読み解いてみたところ…
え??
この夏の200hpa速度ポテンシャル.
発散傾向の中心が太平洋の西岸,
インドネシア近辺なんですが!??

いや.
専門的に言えば…
対流活発(上昇気流=雲がいっぱい発生する)になる
ところが発散傾向(気象庁では速度ポテンシャル「マイナス」と定義),
下降気流が発生して地上で高気圧になるところが
収束傾向(気象庁では速度ポテンシャル「プラス」と定義)
なので.
下の図にあるように,本来エルニーニョの
年は,インドネシア付近より太平洋中心に
寄った,もう少し東寄りに対流活発領域が
できるはずで.
インドネシア付近に水色の対流活発
領域があるってのは,エルニーニョ特有の
気象状態が表れていないってことなんですが…??

(気象庁 エルニーニョ/ラニーニャ現象に関する知識 > エルニーニョ/ラニーニャ現象とは ページより)
右側の説明文にも,赤線で書いたように.
過去のエルニーニョに比べて,収束・
発散偏差が西に寄ってるって書いてあるし…
これ,エルニーニョ時の気象現象と違うよ!??

うーん.
エルニーニョは,日本の南東に対流活発→低圧域が
できるので,日本の東海上の暑い太平洋高気圧が
日本付近まで延びるのを妨げて,冷夏に
なるんですが…
今年は,例年のエルニーニョの冷夏と違って,
対流活発域が西にずれるので,太平洋高気圧の
西への張り出しが強く,日本付近まで
伸びるので,夏の気温が上がる予想みたいです…

ってなことは.
この夏は,エルニーニョなのに,例年と違って
暑い夏になっちゃうということは…
エルニーニョの冬は本来なら暖冬になる
傾向のはずだけど…

この冬は,例年のエルニーニョの予想と違って,
寒い冬になるのかも…!!!(期待)
いや.
エルニーニョなのに,例年と違って
酷暑にやられた上に,
冬だけ例年通りの暖冬になったりしたら
暴れる.
それも,例年に比べて+3℃という,
2016シーズンに近いエルニーニョに
なりそうな予想通り,
40年に一度クラスの暖冬が,わずか8年で
やってきたら,全力で暴れる.
次の冬は,スキー場殺しの暖冬に
なりませんように…(全身全霊での祈願)
皆さんお待ちかねの,気象庁の
全般季節予報支援資料3か月予報
が,7月25日に発表になりました~!!←いや,皆さんお待ちかねって…
そんな資料があることすら知らない人がほとんどだから…

まぁ,スキーシーズンにほぼ関係のない
8,9,10月の長期予想ですが,
私にとって10月下旬は,もうスキーシーズンが
始まる時期でもありますし.
資料をしっかり読み解けば,シーズンに
突入する11月以降どうなりそうかわかるかも…
ということで,今回はこの3か月予報資料,
FCXX93を,ざっくり読み解いてみました…!
…ただ,夏の天気がよくわからない私には,
上手く説明できない不思議な予想だったの
ですが…
まぁ,ぶっちゃけまとめていうと.
ラニーニャが終わって,エルニーニョに突入している
ということですね.

上のページの下のほうのグラフを
拡大してみると.
昨年はラニーニャが続いていたけど,
今年の3月からはすでにエルニーニョに
切り替わって,グラフはエルニーニョを
示す真っ赤に染まっており.
今年の3月から来年の1月まで,
エルニーニョが継続する確率が
90~100%と,来年までエルニーニョが
続くことが確実
…という予想でした…

この下のグラフで,
水色領域がラニーニャ,赤色の領域が
エルニーニョなんですが…
赤く丸をした今年の1月にはすでに
ラニーニャが終わり,3月から4月には
エルニーニョに突入していたようです…

えー.
ご存じの方も多いと思いますが.
エルニーニョの6~8月の東日本.
平年より気温が低くなる確率が45%で,
エルニーニョは冷夏となることが多く…

(以下,気象庁 エルニーニョ/ラニーニャ現象に関する知識 > エルニーニョ現象発生時の天候の特徴 ページより)
そして,エルニーニョの冬は.
平年より高温になる確率が42%で,
例年より暖冬になる可能性が高いという.
エルニーニョとは,スキーヤー殺しの
気象条件です…!(涙)

そう…
最近のエルニーニョで思い出すのは.
悪い意味での伝説となった2016シーズン.
過去のエルニーニョ・ラニーニャの
状況を見ると.
2015年夏は,エルニーニョ監視海域(ペルー沖)の
海水温度が平年比+3℃まで上がった,歴史上
ほとんどないような強烈なエルニーニョ
だったわけで…

(以下,気象庁 エルニーニョ/ラニーニャ現象に関するデータ > 監視指数 ページより)
その次の冬の2016シーズンは,
志賀高原でも40年以上ぶりという
激烈な雪不足により.
正月休みでもゲレンデは全面オープンに
ならず…
(2015/12/30の焼額オリンピックコース)

そして,4月20日過ぎには,すでに一ノ瀬
ファミリーがこんな状態になっていたという,
史上最低のシーズン.

これからのエルニーニョ予測の,
右側上の矢印に書いたように…
予想の最大値付近で遷移したら,
2016シーズンを思い出させる,
平年比+3℃近い温度になっちゃうんですが…!!!

とはいえ.
この夏の予報は,エルニーニョにしては不思議な
予想になってます.
本来ならエルニーニョって,下の図に示すように
冷夏になるはずが.

この3か月予報を見ると.
なぜか平年より気温が高くなる
傾向の予想になってますね…?

なんでだろ…?
と,いろいろ資料を読み解いてみたところ…
え??
この夏の200hpa速度ポテンシャル.
発散傾向の中心が太平洋の西岸,
インドネシア近辺なんですが!??

いや.
専門的に言えば…
対流活発(上昇気流=雲がいっぱい発生する)になる
ところが発散傾向(気象庁では速度ポテンシャル「マイナス」と定義),
下降気流が発生して地上で高気圧になるところが
収束傾向(気象庁では速度ポテンシャル「プラス」と定義)
なので.
下の図にあるように,本来エルニーニョの
年は,インドネシア付近より太平洋中心に
寄った,もう少し東寄りに対流活発領域が
できるはずで.
インドネシア付近に水色の対流活発
領域があるってのは,エルニーニョ特有の
気象状態が表れていないってことなんですが…??

(気象庁 エルニーニョ/ラニーニャ現象に関する知識 > エルニーニョ/ラニーニャ現象とは ページより)
右側の説明文にも,赤線で書いたように.
過去のエルニーニョに比べて,収束・
発散偏差が西に寄ってるって書いてあるし…
これ,エルニーニョ時の気象現象と違うよ!??

うーん.
エルニーニョは,日本の南東に対流活発→低圧域が
できるので,日本の東海上の暑い太平洋高気圧が
日本付近まで延びるのを妨げて,冷夏に
なるんですが…
今年は,例年のエルニーニョの冷夏と違って,
対流活発域が西にずれるので,太平洋高気圧の
西への張り出しが強く,日本付近まで
伸びるので,夏の気温が上がる予想みたいです…

ってなことは.
この夏は,エルニーニョなのに,例年と違って
暑い夏になっちゃうということは…
エルニーニョの冬は本来なら暖冬になる
傾向のはずだけど…

この冬は,例年のエルニーニョの予想と違って,
寒い冬になるのかも…!!!(期待)
いや.
エルニーニョなのに,例年と違って
酷暑にやられた上に,
冬だけ例年通りの暖冬になったりしたら
暴れる.
それも,例年に比べて+3℃という,
2016シーズンに近いエルニーニョに
なりそうな予想通り,
40年に一度クラスの暖冬が,わずか8年で
やってきたら,全力で暴れる.
次の冬は,スキー場殺しの暖冬に
なりませんように…(全身全霊での祈願)