どんこの空(そら)に 。

きっと何かが足りない~それを探す日記~

右手中指痛のメカニズム。

2014-12-05 | Sandstorm



腫れて曲げるのも辛い右手中指痛。
根元の関節から真ん中の関節までの間。
素振りや太極拳スイングで確認すると、やはりインパクトの瞬間に、中指の根元の関節(掌の上の方)と人差し指の根元~真ん中の間の外側部分に一番圧力がかかる。
特にパワーを伝えている部分が、中指の根元の関節の部分だった。






右手グリップの掌を開くとクラブはこの位置にこの角度にある。
で、インパクトの瞬間に中指に大きく外側に捻れる圧力がかかる。





毎日100回以上、多いときは200も300も同じ力が繰り返されるのだから、こういうことにもなるのだろう。
しかしながら、どの部位にしても、理に適うスイングをしているならば傷めることなどないはずだ。
まわりの他の人間にも、そんなところが痛くなるという話など聞いたことがない。
きっと何かが間違っているのだ。
・・・いや、理に適っていないのだ。










方法はいろいろあるだろうが、まずグリップの握り方を疑ってみた。
ゆくゆく考えれば、ゴルフを始めて以来ずっとウイークグリップで握っていたクラブ。(それも最近気付いた話だが)
5ヶ月前に左手首を傷め、その後、インストラクターの薦めでグリップをストロング気味に変えた。
そのあたりに左手首の痛みの原因があるのではないかとも考えられたからだ。
確かにグリップを変えてから、左手首への負担は少なくなった。
そりゃそうだ。
ウイークグリップだとインパクトで手首をかえす動きが自然と大きくなる。
それが無くなったのだから、手首への負担は少なくなって当然だ。
それで肝心の出球がどうなったかと言えば、左へ大きく曲がるチーピンのようなミスが頻繁に出るようになった。(逆に右へのミスは皆無になったが)
複数のインストラクターの方に相談すると、トップの位置だの、ダウンスイングの右肘の動きだの、あるいは力み、バックスイング時の捻転不足やインパクトの瞬間の右肩の突っ込みなどなど・・・、たくさんの御指摘をいただいた。
それはそれでひとつひとつ即効性はあったのではあるが、毎日のスイングで時折出る左へのミスが消えることはなかった。
そうなるとやはり、自分でも気付かないような我流の微調整の動きが顔を出す。
トップでタメを過剰に大きくしてしまったり、リリースを遅くしようと手首のかえしを極端に遅らせてみたり、挙げ句はアドレスで無意識に右を向くようにもなっていた。










右手中指痛を発症したのは、そんな最中のこと。
左へ引っかける球はともかく、今はこの右手中指痛をなんとかしたい。
じっくり落ち着いて考えてみれば、この5ヶ月間のどこかに痛みの要因は隠れていると考えるのが普通だ。
ただ、グリップをウイークに戻すことは元の木阿弥。
再び左手首を傷めることに繋がるだろう。
それならグリップの握りが浅すぎる(指に引っかけて握っている)のかと思い、グリップはストロング気味のまま、より掌の方で握ってみたが、しかしまるでインパクトでクラブに力が伝わらない。
あれもダメ、これもダメ・・・、左手首の次は右手中指。
このまま痛みを我慢しながら打つしかないのか。。。
半分、諦めムードだった。











その後、初めてインストラクターの先生に相談してみた。
これまでも左へ引っかける出球の話は幾度となく相談していたが、右手中指痛の話をするのは初めてだった。
しかしながら、やはりそんな症状の人は聞いたことがないとのこと。
“ちょっと打ってみて。”
そう言われて、数球打った。
“右肩が突っ込んで左に引っかけているのは確かだけど、それよりアドレスから右肩が前に出ているわよ。”



!?



アドレスの向き(足の向き)は左を警戒して右を向いているが、肝心の身体の向き(胸の向き)は始めから左を向いているというのだ。
それは目からウロコ。
何球か打ちながら、確認してもらいながら微調整。
すると、ストレートな強弾道の球がバンバン出るではないか。
自分では随分右を向いているアドレスのような感じがするのだが、それでちょうどスクエアらしい。
アドレスでの右肩・・・。
そういえばマンシングの時の三浦桃香ちゃんも、アドレスの時、プレショットルーティンで右肩を左手で押さえる確認作業をしていた。
これだったのか!
ハンドアップ、左腕の張り、右腕はスイング中に絶対に左腕より前に出ないこと。
以前は普通に出来ていたことが、まるで出来ていなかった。





アライメント。
言葉にすれば、ごくありきたりな当たり前の基本だか、全ての答えは、ただそれだけのことだった。
それが手打ちに繋がり、ボールが左に出やすい原因となっていた。
それでインパクトの瞬間の右手の押し込みが、いつの間にか過剰になっていたのだ。
左に引っかける球が出る不安が解消されれば、きっと右手中指痛も良くなるだろうと考えている。
先生には、右肩があまりにも前に出るクセがあるので、プレショットルーティンでは左手にクラブを持ってアドレスに入るのもひとつの方法だとも言われた。
また、右肩が前に出て左を向いてしまうのは、右手グリップのせいでもある。
左手はスクエア~ストロング気味に、右手は掌で下から添えるイメージ。
右手、右肩のチェックをすることで、トップからダウンまでの右サイドがとても楽にスムーズになった。
4スタンス理論のプレショットルーティンとは少し違うが、しばらくはこれでいこうと思う。







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