怒らないこと。
ただ慌ただしく過ぎただけの元旦。
一年の計は元旦にあり、という。
怒らないのは、たぶん今の風潮からすれば、つまらないダメ人間の象徴なのかも知れない。
それでもいいさ。
それでいい。
ただ、それは簡単ではない。
わかっている。
人は、たやすくそうはなれないもの。
溜め込まれた鬱憤が爆発しないように。
これまで自らが見てきたこと、聞いたこと。
そんな生きてきた年月を信じてみる。
他の誰かはどうでもいい。
偉人の哲学はもう聞き飽きた。
誰かを躾るなど、自分には百年早いから。
強くあれ。
賢明であれ。
ただ自らが、そういう力を蓄えられるように。