ドイツのテレビ局 Kinderkanal (KiKa) で「アルプスの少女ハイジ」の再放送をやっていることを前に書きましたが、先週の金曜日でついに最終回に。
歩けるようになったクララを見て驚き、涙を流すクララのお父さんとおばあさん。何度もすでに見ているので、筋書きは十分よく知っているにもかかわらず、それでもついつい涙ぐんでしまうのは、自分が年をとったというせいもあるでしょうが(元気になった娘クララの姿を見たお父さんやおばあさんの感激が実感できるようになった)、やはりこのアニメが秀作だからなのでしょう。
スイスの山と自然への賛歌になっているこの物語、原作者ヨハンナ・シュピリ自身が、チューリヒ郊外の小さな村ヒルツェルからチューリヒの都会に移り住んで辛い日々を過ごした体験が重なっているということです。物語では、チューリヒでなく、ドイツのフランクフルトが、ハイジを病気にまで追いやる場所なわけですが。山も見えず、自然もないフランクフルトで、アルムの山に戻りたいと涙を流すハイジの姿には、シュピリ自身が重ね合わされているのでしょう。
最終回でクララはフランクフルトに戻っていきました。ハイジとペーターは、クララが次の春に再び山に来て、3人で一緒に遊ぶことを夢見ています。
ハイジの終りと共に我々のスイス滞在も終ろうとしています。我々の最終回もすぐ目の前までやって来ました。家の中に散在している段ボール箱を見てはため息をつくここ数日です。
いつの日かまた、ここスイスでハイジの世界を体感できるときが来るでしょうか。
歩けるようになったクララを見て驚き、涙を流すクララのお父さんとおばあさん。何度もすでに見ているので、筋書きは十分よく知っているにもかかわらず、それでもついつい涙ぐんでしまうのは、自分が年をとったというせいもあるでしょうが(元気になった娘クララの姿を見たお父さんやおばあさんの感激が実感できるようになった)、やはりこのアニメが秀作だからなのでしょう。
スイスの山と自然への賛歌になっているこの物語、原作者ヨハンナ・シュピリ自身が、チューリヒ郊外の小さな村ヒルツェルからチューリヒの都会に移り住んで辛い日々を過ごした体験が重なっているということです。物語では、チューリヒでなく、ドイツのフランクフルトが、ハイジを病気にまで追いやる場所なわけですが。山も見えず、自然もないフランクフルトで、アルムの山に戻りたいと涙を流すハイジの姿には、シュピリ自身が重ね合わされているのでしょう。
最終回でクララはフランクフルトに戻っていきました。ハイジとペーターは、クララが次の春に再び山に来て、3人で一緒に遊ぶことを夢見ています。
ハイジの終りと共に我々のスイス滞在も終ろうとしています。我々の最終回もすぐ目の前までやって来ました。家の中に散在している段ボール箱を見てはため息をつくここ数日です。
いつの日かまた、ここスイスでハイジの世界を体感できるときが来るでしょうか。