チューリヒ、そして広島

スイス・チューリヒに住んで(た時)の雑感と帰国後のスイス関連話題。2007年4月からは広島移住。タイトルも変えました。

春は突然

2005年03月17日 05時53分06秒 | Weblog
最高気温が氷点下だ、また雪だと騒いでいた先週までの生活が嘘のよう。今週に入ってスイスにいきなり春がやって来ました。

最低気温こそ2度前後とはいえ、日中の最高気温が17度まで上がった今日のチューリヒ。場所によってはもっと高かったはずです。もはやコートは不要で、半袖で歩いている奴まで突然現れる始末。もっとも、この急な変化についていけず、いまだに分厚いコートを羽織っている人もよく見られました。信じていいのか、この暖かさ、という気分です。

引越荷物の梱包や家の掃除で動き回っていると、家の中でも汗をかいてしまいます。窓を開けっぱなしにして外気を入れないと、これまた急に止まれない暖房機(ハイツング)のせいで暑くなってくる。空は真っ青、すっきり快晴です(写真をご覧あれ。チューリヒ中央駅と隣の博物館。なぜか空にヘリコプターが)。

カフェやレストランも、ここぞとばかりに外にテーブルを並べています。すると、甘いものにたかる蟻のように(たとえが悪いか)、次々とそのテーブルにお客が集まってくるのです。まさに太陽の光に飢えたスイス人がテーブルにたかっている光景です。

今日の「20 Minuten」紙も、太陽の光を喜ぶ街角のスイス人のインタビューを特集。20歳過ぎのお姉さんから、50をとうに過ぎたおっちゃんまで、外で食事できるのが嬉しい!とのたまっています。そんなに屋外でのご飯が好きなのか、スイス人? きっと、太陽の光を1年中享受している日本人にはわからない感覚なんでしょう。(一人だけ、ミニスカートがたくさん見れるから嬉しいという、正直なんでしょうが謹んでほしい答えをしていた23歳のお兄さんがいました。)

家の中で段ボール箱なんぞと格闘するのでなく、散歩にでも行きたいです。正直言って。