日本で飲めるようなアイスコーヒーはスイス(だけじゃなくてたぶん西欧諸国の多く)にはない、と旅行ガイドブックなどに記されていることがあります。これは半分正しくて、半分正しくない。
確かに、カフェなどに入って、Eiscafe などと書かれたものを注文すると、期待していたのとは大きく違う代物がウェイターによって運ばれてくることになります。ぬる~いコーヒーの上にたっぷりとアイスクリームが載ったやつ。そう、コーヒーフロートのお化け版とでも言うべきデザートです。
それを見てびっくりした後で、そういえばやけに値段が高かったな(ただのアイスコーヒーならそんなに高いはずない)、確かにドイツ語で Eis と言えばアイスクリームだわな(もちろん「氷」という意味もある)、などと自分を納得させつつ、こういうものを注文するのはたいてい夏だからいいようなものの、本当は冷たいコーヒーで渇いた喉を潤したかったはずが、なんでこんなものを食わにゃならんのかと、知らないこととはいえ注文してしまった自分を責めながら、さして美味いとも思えない Eiscafe をパクつくことになるわけです。
しかし、日本人の考えるアイスコーヒーにより近いものは存在します。それが上の写真。名前もちゃんと Ice Coffee。かのスーパーミグロで売られています。さすがミグロ、値段もお安く、250ml 入りパックがたった60ラッペン(55円弱)。ありがたいことに、ちゃんと冷蔵して陳列されています(チューリヒ中央駅地下のミグロ)。これに感動しているスイス人も多いようで、陳列棚の中でこのアイスコーヒーだけが少なくなっていました。人気商品なのか、それとも単なる仕入れの不備なのか?
僕も感動して早速購入したのですが……。期待は裏切られるためにある。アイスコーヒーというか、確かにアイスコーヒーには違いないが、妙に甘ったるく、飲んだ後に口の中がまったりねっちゃりという感じになる。どちらかというと、コーヒー牛乳。温泉などの待合室にある自動販売機で売られている(我が[一族の]故郷城崎温泉では、普通の牛乳、フルーツ牛乳と一緒に売られていた。tsujigaku少年はフルーツ牛乳のほうが好きだった)あの瓶入り、あるいはテトラパック入りの「コーヒー牛乳」に限りなく近い味なのです。コーヒー牛乳自体、すでに相当砂糖が入っているわけですが、砂糖入れすぎのコーヒー牛乳とでもいえば当たる感じです。さすが、牛乳が好きで、甘い飲み物も好きなスイス人だけのことはある! Ice Tea があるんだから、Ice Coffee も売ったらいいじゃないかという発想も正しい。しかし、やっぱりこれは甘すぎるでしょう、ミグロさん。
次にスイスに来る時までには Ice Coffee Light をお願いします。シュガーレスのやつ。
確かに、カフェなどに入って、Eiscafe などと書かれたものを注文すると、期待していたのとは大きく違う代物がウェイターによって運ばれてくることになります。ぬる~いコーヒーの上にたっぷりとアイスクリームが載ったやつ。そう、コーヒーフロートのお化け版とでも言うべきデザートです。
それを見てびっくりした後で、そういえばやけに値段が高かったな(ただのアイスコーヒーならそんなに高いはずない)、確かにドイツ語で Eis と言えばアイスクリームだわな(もちろん「氷」という意味もある)、などと自分を納得させつつ、こういうものを注文するのはたいてい夏だからいいようなものの、本当は冷たいコーヒーで渇いた喉を潤したかったはずが、なんでこんなものを食わにゃならんのかと、知らないこととはいえ注文してしまった自分を責めながら、さして美味いとも思えない Eiscafe をパクつくことになるわけです。
しかし、日本人の考えるアイスコーヒーにより近いものは存在します。それが上の写真。名前もちゃんと Ice Coffee。かのスーパーミグロで売られています。さすがミグロ、値段もお安く、250ml 入りパックがたった60ラッペン(55円弱)。ありがたいことに、ちゃんと冷蔵して陳列されています(チューリヒ中央駅地下のミグロ)。これに感動しているスイス人も多いようで、陳列棚の中でこのアイスコーヒーだけが少なくなっていました。人気商品なのか、それとも単なる仕入れの不備なのか?
僕も感動して早速購入したのですが……。期待は裏切られるためにある。アイスコーヒーというか、確かにアイスコーヒーには違いないが、妙に甘ったるく、飲んだ後に口の中がまったりねっちゃりという感じになる。どちらかというと、コーヒー牛乳。温泉などの待合室にある自動販売機で売られている(我が[一族の]故郷城崎温泉では、普通の牛乳、フルーツ牛乳と一緒に売られていた。tsujigaku少年はフルーツ牛乳のほうが好きだった)あの瓶入り、あるいはテトラパック入りの「コーヒー牛乳」に限りなく近い味なのです。コーヒー牛乳自体、すでに相当砂糖が入っているわけですが、砂糖入れすぎのコーヒー牛乳とでもいえば当たる感じです。さすが、牛乳が好きで、甘い飲み物も好きなスイス人だけのことはある! Ice Tea があるんだから、Ice Coffee も売ったらいいじゃないかという発想も正しい。しかし、やっぱりこれは甘すぎるでしょう、ミグロさん。
次にスイスに来る時までには Ice Coffee Light をお願いします。シュガーレスのやつ。