夜汽車

夜更けの妄想が車窓を過ぎる

女性の活用?活躍?

2015年11月03日 09時28分17秒 | 日記
記憶違いかもしれないが『女性を活用』と言う文言を見た、或は聞いたように記憶する。余りいい気持がしなかったから覚えている。モノじゃないんだ。

さる意見によれば男女平等に活躍する社会、と言う触れ込みは進歩的で誰も反論しようがない、・・・らしいが・・・最終的には女性を家庭から追い出して次世代の養育をおそろそかにせしめ、以て国家を破壊しようとの悪だくみであると言う。この意見に賛成!

然りと雖も我が母を想起して複雑な気持ちを禁じ得ない。母がもし自活する気力とそれを裏付ける力なりクソ度胸なりを持っていたら”ピーター・パン、僕ちゃんの周りはみんな僕のためにアルノダ!”とのお花畑全開の泣き虫坊やに一生を消費されなくて済んだものを、と母のために残念に思い悲しい。母は大輪の花が咲いたような人で歌がうまかった。現代ならば音楽大学の声楽家にでも進学できただろう。

それを母の父即ち私の祖父の謂われない罵声のはけ口にされ、早く家を出たい一心で結婚話にとびついてあろうことか若ハゲピーター・パンのところに嫁して辛酸を舐めさせられて美しかった心身をモミクチャにされてしまった。男の一生は女によって変わらないが女の一生は男に拠って幸せにも不幸せにもなる。

女性が家庭を護りつつも自らの才能なり好きな事なりを生かして行ける社会、アンタがズンダレならこっちも覚悟があるよ!と開き直れるような世の中に出来ないものか。僕は別にフェミニストでもご褒美の饅頭が欲しいわけでもない。そういう女が居て初めて男は本気になるのだ。ならざるを得ないのだ、ピーター・パンのまま棺桶に入れられなくて済むようになるのだ。

ただ、女性の自立即高学歴とは思っていない。下手にガクモンとか言うことをした女性は往々にして無学の女性よりも始末の悪い存在となることは政治の世界、大学など見ればすぐに解る。何故か判るかね?

女性は無意識領域に軸足がある。即ち『勘、直観』での物事の決定力、相互の情報力(男が狩りに出払っている間、子供を守るために相互の情報交換伝達が不可欠であった、だから井戸端会議に花が咲きおしゃべり長電話が延々と続くのだ)が高学歴によって破壊されて『顕在意識での論理思考』になってしまう。ところがその方面では男に敵わない。

こうして『自己実現』の道を閉ざされた、破壊された母は『お人形さん遊び』に耽る。ここにそのお人形だった奴が居る、これを書いている。