夜汽車

夜更けの妄想が車窓を過ぎる

nightmare

2015年11月20日 04時37分33秒 | 日記
三時間以上連続して眠れない。その三時間も大部分、夢を見ている。ある不思議な街に居る夢を偶にというよりは頻度多く見る。多分それは台北の街並であり道路だ。それについてはまた・・・。

目覚めて別の魔物にうなされる。何故自分はもう少し冷静になれなかったのか、母をあれほどまでに苛める何の謂れがあったのか? どうして子供たちをもっと鷹揚な目で見てやれなかったのだろうか? 何故妻をあれほど厳しく扱ったのか? 何人もの女性の心をどうしてあのように軽々しく扱ったのか?・・これらは不徳の致す罪業である。その思い、苛められた人々冷たくあしらわれた人々のその時の悲しみが匕首のように胸を抉る。

そしてその原因を考える。理由の判らない怒りと苛立ちがあった、それが一生を支配し、自分にとって非常に大事なもの、息子の人生を破壊するに及んで漸く考え始めて20年余り、見えて来た!泥棒猫のように隙を窺い私の心に楔を打ち込み続けた人物があった。実際に猫を見ると苛立ちと怒りの炎が燃え上がった、蹴っ飛ばし、頭を踏みつけ、尻尾を握って投げ飛ばしたりした。その楔を打ち込んだ人物とその原因になった人物を許せない。

これらの者共が居なかったら私はもう少しは晴朗で堂々とした普通の人生を送ったであろうに、普通の家庭を築いたであろうに。・・・祖父母と父、私は閻魔庁にこれらの者どもを訴える。父は何故母をいたわらなかったのか?欲望の赴くままにこれを一人の人格としてではなく自分の自由になる女として扱った。その婿への憎しみの故に何も知らない少年に向かってその父親、父親の親族を悪しざまに貶し続けて魔法をかけた母の両親、特にその母親、私はこの者に対して激しい怒りが燃え上がるのを押さえられない。

かくしてついに真夜中、丑三つ時に起き上がる。