初級、中級曲は和音も大体は知っている和音で、そのうねりの上を旋律の波が走る、分かりやすい。上級曲になると不協和音が現われる。且つ旋律が隠れて居る。下手に弾くと何のことか分からない結果になる。
スキルの面で言えば、音取りも難しい。音取りが難しいのは中級曲にもある。しかし上級曲は音取りが出来てからも表現と言う難関がある。概して中級曲までは楽譜通りに弾いて居れば概ね音楽になるが上級曲はそうはいかない。『この曲を俺はどう歌おうか?』にアタマを抱えることとなる。しかしそれが面白い、もう初級、中級に戻れない。