夜汽車

夜更けの妄想が車窓を過ぎる

ギターフリーク成れの果て

2020年11月19日 22時15分55秒 | 日記
クラシックギターをやっていたが途中で伊藤日出夫さんのフラメンコを聴いてハマッた。フラメンコをあの当時それしかなかったソノシートと言う奴を買って来てプレーヤーを手で回しながら、ラスゲアド・ドブレと言う奏法を熱心に研究した。
しかしアランフェス協奏曲なるものを聞いてまたクラシックに戻った、そしてまた飽いた。要するに煎じ詰めるとどれもズンチャッチャ音楽じゃないか、と言うわけだ。そこで和楽をギターでやろうと思って筝曲六段などをやっている内にカイシャ倒産やら自営やら新興宗教に嵌るやらでギターから離れて約20年。
新興宗教から逃げ出してしばらくして『そうだ、ギターだった!』と思い出してまた始めたが今度も飽いてルネッサンス・リュートはどうかな?というわけでそちらに移った。あのポリフォニー音楽と言うものが最初は面白かった。しかしどうもフィゲタと言う奏法とタブラチュアがピンと来ない。そうこうするうちにネットでバロック・リュートの演奏を聴き、『こっちだ!』と言うわけで高いカネ出して楽器を買った。でもまた飽いた、飽いてギターに舞い戻った。そしてスキルとしては上級に差し掛かった曲にしか興味が無くなった。それをやっているがどうもオカシイ、『弾いてなんぼのもんかい?』と言う気になるのだ。

数日、考え込んだがその結果、どうやら【自分で曲を作るまでは俺は納得せんようだ】と考えるに至った。

誰か作曲法の手引きをしてくれないかな。ただ、スコーシ我ながらイカガワシイと思う処もある。薩摩男は少なからずおっちょこちょいだと言う。薩摩の血は母を通して半分しか入っていないのだがこのギター遍歴を回顧してみるとどうもそのおっちょこちょいの類かもしれないと不安もある。
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作りたい家

2020年11月19日 15時45分24秒 | 日記
先日隣家のご老体が(オマエだってご老体だよ、人が見れば・・)がお手洗いに入って用を足した後、扉を開けて出ようとして『オヤッ、ドアノブが動かん!』パニクッてガチャガチャ騒ぐ。これぞまさに雪隠責め!
聞きつけた拙家人が外から梯子をかけ、もう一人の近くの奥さんが脚立を差し入れて何とか這い出た。かねて思うに日本のこう言った金具類はあまり上等ではない、雑な品物である。いつも用心してCRCなどを注しておかないといつスティックするか分かったものではない。

そこでこの際私が理想とする家を述べる。
広めの敷地に小さい鉄筋コンクリートを三棟。ひとつは水回り、一つは住居、一つはギャラリー。相互に渡り廊下で繋ぐ、大凡コの字にする。その半中庭に街灯、噴水、ベンチを置く。屋敷林は西洋楓を植える。街路からのアプローチを長くとり、『林の中に何やら白い小屋が見える!』てな風体にする。各棟とも窓は幅40cm×高さ2m弱(大人が何とかすり抜けるサイズ、腹の出た男は通れない)を出来るだけ多く取り網戸+ガラス戸。【見える屋根は不経済】とフランク・ロイド・ライト氏も言っている、コンクリート屋根に土を盛って花を植える。内装内張り、天井なし、コンクリートのままとする。ギャラリー床はコンクリートに青と黄色のタイル、居住棟床は厚めの木。
雨どい、カーテン、ドアなどと言うやがて壊れる下らないものは付けない、【arrangement】で目隠しをする。
住宅展示場などを見に行くと、必ず40年後辺りに大修理しなければならない、或は住人が自らメンテナンス出来ない家を造り、【住と居】以外の目的の余計な装備や飾りをあしらっているがバカじゃなかろか。要は住宅建築業者や設計者に知性がないのだな。
洞窟、テント、コンテナ、ヨット、野宿、これが基本だ。この基本に出来るだけ近くあらずもがなの装備を削ぎ落す、これがデザインってもんだよ。
ついでに言うと、ネズミがすり抜ける穴は8ミリ以上、ゴキブリはコロニーを作るので狭隘箇所を無くす。庭に石を置かない、理由はムカデが巣をつくらないように。またある種の石、例えばネコ石などには怪しいものが憑りつく。フィギュアの類も置かない。
屋敷内に絵やフギュアなどは置かない方がいい、ヘンなものが憑りつく。よく般若の面などを柱に懸けた家があるが魔を呼ぶようなものである。

ここで一つ体験を付記する。私が家を建てた時、【よかぶって】(鹿児島方言、調子に乗って)獅子の置物を買って玄関に置いた。会社倒産失業、家族崩壊危機、病気、新興宗教、その他次から次に事が起こる30年余りを振り返って、ふと【アレ】に何か憑いて居るかも!と考えて件の獅子の置物を捨てた。それを近所の奥さんが欲しいと言って持って行った。その奥さんは元気だったのに数年して肺がんで亡くなった。その家を買った人が居た。超高齢ご夫婦、高齢男性の御一家だったが相次いで亡くなり、一番若い男の人だけが残った。しかしその方も病気になり介護施設暮らしとなった。問題の置物はまだそこの家にある。草ぼうぼうのお化け屋敷!

退職後、一時、佐賀の田舎に暮らしたが借りた古民家はお祖母さんとご主人が相次いで亡くなったので空家になっていた。玄関にタヌキの置物があったので【こいつはマズイ】と思って捨てた。
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筝とバロックリュート

2020年11月19日 10時16分41秒 | 日記
筝は伝統的な型では13弦、バロックリュートも13コース。
筝はフレットがない、全コース同じ弦で柱(ジ)の位置によって調弦する。
すると何が起こるかと言うと、どの弦を弾こうが、どの弦とどの弦を合わせて弾こうが、何かしら和の音楽のジグソーカードの一切れになるということだ。

もしバロックリュートで同じような事をすると新たな日本音楽が出て来ないかな?その場合、柱を使うのではなく弦はリュート本来のままでフレット位置を各コースに一か所だけ設ける。左手は多分遊ぶかもしれないが筝も高度な曲になると左手も演奏している。

こういう事を試して見る製作家は居ないかな?実は別段リュートでなくギターでもやれる。さらには、6コースギターでも試すことが出来る。

・・・オマエがやればいいじゃないか!とどこからか聞こえる。そうだな、でも手持ちのギターのフレットを抜いたりして弄くるのは勿体ない、ああやだ!



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