90歳をとっくに超えられた歌人で、織部研究者の久野さんから、昨日こんな葉書が届きました。私たちが所属する岐阜県歌人クラブ紙の、今月号の私の歌を読まれた感想です。たった31文字の歌からここまで述べて下さり感謝の一言に尽きます。
彼は織部の研究者で数々の著書があり、織部賞も受けられています。数年前から日本一暑い多治見の地から琵琶湖畔に居を移しておられます。涼しくて快適のようです。
歌人クラブ紙掲載歌
五十年前に読みにし天心の「茶の本」想ふ六角堂にて
これは、4月に北茨城の岡倉天心旧宅と六角堂を訪ねた時のものでした。茶の本は学生時代に読みました。
久野先生の葉書
ようやく咲いた月見草
毎年咲くデンドロビウム
頂いたニンドウ
お歌を懐かしく拝読させて頂きました。
月見草のお花、とても綺麗ですね。
さすが見事な腕前に感服しております。
返信が遅れましてすみません。
私もこんな批評を頂いたのは
初めてですので、驚いています。
毎年月見草は撮影しますが、
夜咲く花は難しいです。
久野先生という方がどんなに高名な方なのかも存じ上げないのですが
その字体といい、文体といい、
率直そのものという感じのお葉書ですね。
月見草、綺麗です。
多くの著書があります。本巣市出身の織部ですから
岐阜県の人が研究するのも悪くないです。
県から第一回織部賞を獲得されました。
三菱を定年退職してから研究生活に入られ
ました。
特徴のある文字の年賀状は楽しみです。