つゆ草

写真と俳句

今日の1句

2015-06-30 07:49:17 | 日記
夏暖簾掛ければ野辺の風とほる   つゆ草

今日6月30日は名越の祓といって、あちこちの神社で茅の輪くぐりの行事がされたり、形代に半年間の穢れを託し川に流したりするようです。早いものでもう半年が過ぎようとしているのですね。同じような下らない日々を過ごしているうちにアッと言う間に半年がきて、何の成長もありません。今朝のテレビで103歳の現役の美術家の篠田桃紅さんが出ていましたが、面白い事を聞かれて、「日々自分の思いとおりにいかないこと・・」と述べられていました。さすが、言う言葉が違います。一生独身で、恒常孤独を感じながら生きてきたと言われておりましたが、その姿は凛として、さばさばとして、すばらしいと思った今朝のことでした。

掛け軸の代わりに床の間に麻の夏暖簾を掛けましたら、サーと野の風が吹いた様な気がしました。明日から7月、3日間能登半島の旅に行って来ます。
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