つゆ草

写真と俳句

今日の1句

2019-08-04 07:32:35 | 日記
八月の赤子はいまも宙を蹴る   宇多喜代子

今朝のNHkの俳句番組での衝撃の1句です。八月という言葉の影にはどうしても戦争の記憶があると、俳人は言う。そうしてお母さまの着ていたモンペを初めて披露して、当時のお話をして下さった。そしてこの句、胸が痛くなる。焼けたまま赤子が道端で放置されていたというのである。昨日はアニメーションの「この世界の片隅に」を観た。今だから言える戦争体験を、そちこちで聴く。沖縄の事、韓国との軋轢、どうする事も出来ない、過去。悲しい、哀しい。私のこの日常を綴ったブログは時には愚痴も許してもらっているが、世の中にはもっともっと大きな悲しみに耐えて生きている人達がいる事を忘れては行けない、今朝の八月でした。
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