つゆ草

写真と俳句

今日の1句

2019-11-13 16:05:26 | 日記
投函の間に合はずして逝きし秋  つゆ草

先日の句会にて出した私の句の一つです。本当は秋便りの一文字を出したかったのですが、投函をつかったので、秋が終わってしまった意味もこめて逝くを使いました。春の便りの時は郵便局で購入した桜の立体的に見える郵便で送ったところ、ご家族皆様で喜ばれたとメールを頂き、これはこれでとっても嬉しく思ったものでした。夏のハガキは私の撮った写真の物を送り、秋にも送るつもりでいましたのに、間に合わなかったのです。まさかこんな早くに逝かれてしまう等だれが想像したでしょう。まるで学者のような方でした。物腰の柔らかく、知的で静かな雰囲気が似合う方でした。来年にはエネルギーを振り絞って纏めた遺作の御本が出るそうな、楽しみに待ちたいと思います。今日の写真は以前吟行で訪れた、九品仏の初紅葉です。
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