つゆ草

写真と俳句

今日の1句

2013-07-20 20:40:47 | 日記
おもしろうてやがて悲しき鵜舟かな  芭蕉

昨日から長良川の鵜飼のツアーに行って来ました。この芭蕉の句の如く、闇に浮かぶ鵜飼の灯りはとても幻想的で素晴らしいものでした。やがて悲しき・・の意味は鵜の事では無く、離れて行く鵜飼の篝火のことを詠んでいるということが実際の光景を見ると本当にその通りだと感心を超えて、感動すら覚えました。以前から行きたい場所だったのでやっと希望が叶い、それも偶然にお月さまも出て、初めて乗った屋形舟の中では鮎弁当も美味しかったし、最高の夏の夜でした。いろいろな場所で鵜飼はやっているらしいですが、やはり長良川は一番有名とかで,ここの鵜匠6名は「宮内庁式部職鵜匠」とのことで、このような歴史ある文化はいつまでも残してほしいと思った次第です。鵜舟の写真が上手く撮れていたら後で載せたいと思います。

      
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今日の1句

2013-07-16 16:12:15 | 日記
モーニングコール優しき夏の鳥

このところ朝4時から4時半頃に必ず目覚まし時計の様に鳴く鳥がいて、その軽やかな声で気持ち良く起きることができています。同じ時刻に同じ声が毎日続くと何やら親近感が湧き、恋人にでも逢う心地がします。その声はスィ-ツ、スィ-ツ、と私には聞こえ、とても澄んだ美声なのですが姿が小さくよく分かりません。尾が少し長く腹と頬が白い鳥です。ネットで調べたらハクセキレイという鳥に似ている様な気もします。今朝は久し振りに涼しくあの声も殊の外美しく、嬉しい再会でした。あの鳥はきっと私の為に毎日来て鳴いてくれている・・と思うのは自意識過剰でしょうか?
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今日の1句

2013-07-14 07:13:53 | 日記
朝焼けが綺麗と亡父に告げにけり

このところ蒸し暑くて朝4時頃目が覚めてしまいます。先日は明けがた東の空が見事に茜色に染まり、30秒くらいでみるみる色が薄くなってしまいました。今朝も外のほうが風があるかと思い4時半ごろ散歩に出ると、ほのかに朝焼けでした。小鳥の声を聴きながら、30分程歩くともう何人もの散歩人と出会い、始発電車も朝日の中キラキラと光りながら疾走して行きました。お盆の入りなので、写真の父に話しかけ、大好きだったお寿司でも今日は供えてあげようと思った今朝のことです。
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今日の1句

2013-07-12 07:31:31 | 日記
蜘蛛の囲の朝露乗せてしづかなり

雨上がりに朝日に光る蜘蛛の巣は目を見張るくらい美しいのです。梅雨の頃早朝紫陽花の露を撮りに行った時、蜘蛛の巣もあったのですが、思ったようには撮れませんでした。これがまたなかなか難しく、以前プロの写真を見てから私の課題となっているのですが、まだ成功していません。このところ恨めしい程の快晴なので、こうなると雨が恋しい今日この頃です。
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今日の1句

2013-07-10 06:34:46 | 日記
同じ夢幾度重ねて梅雨明けぬ

梅雨が明けた途端猛暑でまだ慣れていない身体が大変です。東北のしっとりした梅雨を味わって帰って来た次の日から東京は梅雨明け宣言で連日30度を超えているで、戸惑っています。なぜか私は今までに同じ夢を何回か見ることがあり、それも見知らぬ駅と電車でどうしても家にたどり着けない夢なのです。遅刻をしそうになって走っている夢も何度もみています。どんな意味が隠されているのか気になりつつ、気が付けば盛夏到来です。あまり汗をかかない私ですが、めずらしくあごから玉汗が滴りました。
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